次男はネコ好き
次男はネコ好きだ。
赤ちゃんの頃から次男はすでにネコ好きだった。
次男がネコ好きなのは、我々家族がみんな猫好きのせいもあるだろう。
妊娠中にネコを看取る
次男を妊娠中に2週間ほど、ネコと同居していたことがあった。
実家のネコを預かっていたのだ。
なぜ実家のネコを預かっていたのかというと。実家のネコが高齢(20歳)で腎機能が低下して体調が悪くなっていたからだ。
なにせ20歳だったので腎機能が低下してもおかしくはない。
老衰だろう。
高齢ネコは亡くなる1年ほど前から水をよく飲むようになった。
気休めかもしれないけれど、腎臓に良いらしい九州の水を買って飲ませていた。
高齢の母は動物病院までネコを連れて行けないし、なにせ実家がボロ家で暑いので我が家に居てもらったほうが猫にとって心地良い。
私が妊娠中なので、仕事から帰ってから実家に行ってネコを動物病院まで連れていくのが大変だったせいもある。
実家の高齢ネコの最期の2週間、母と高齢ネコと同居した。
妊娠8か月頃には外の音が聞こえているらしい
というわけで、次男妊娠中、仕事帰りに高齢ネコを動物病院に連れて行っていた。
夕方に動物病院に連れて行くことが多かったけれども、不思議とお腹が張ったりはしなかった。
高齢ネコは穏やかな性格だった。
実家はネコが出入り自由な状態だったが、この高齢ネコは20年間一度も他のネコとケンカして傷を負って帰ってきたことはなかった。
我が家に居る間、高齢ネコはよく私の膝の上にのってきた。
妊娠8か月頃には胎児は外の音が聞こえているらしい。
次男はお腹の中で、膝の上でゴロゴロと鳴く高齢ネコの鳴き声を聴いていたと思う。
我が家で2週間過ごしたのち、高齢ネコは20歳の生涯を全うし、その約2か月後に次男はこの世に生まれてきた。
そういった経緯が影響しているのか分からないけれど、次男はネコが大好きだ。
旅立った高齢ネコは、空の上から次男を見ているのだろうか。