給食当番の白衣洗濯と「香害」

我が家のこどもたちが通う学校ではいまだに、給食当番が使った白衣を自宅で洗濯してくるようにいわれる。

たまに、以前どこかのご家庭が洗濯のときに使った柔軟剤のにおいが白衣に染みついていることがある。

この柔軟剤が曲者である。

俗に「香害」といわれているものだ。

柔軟剤のにおいがとれない

最近では、特徴的な香り成分が配合されている柔軟剤もある。

だから、譲り受けたこども服を何度洗濯しても柔軟剤のにおいがとれないことがある。

次男が幼稚園に通っていたとき、卒園児の保護者の方から園服を譲っていただいたことがある。

そのご家庭は強い香りの柔軟剤を使っていたようで、園服は柔軟剤の香りがした。

園服をいただいてからほぼ2年間、繰り返し洗濯しても、園服についた柔軟剤のにおいは完全に抜けなかった。

柔軟剤のにおい成分が繊維の奥までしみ込んでいたのだろう。

柔軟剤の香りというのは、においに敏感な人にとって不快なことも多い。

とはいえ、香り付きの柔軟剤を使用するかどうかについては他人が口を挟むものではない。

そんななかで、給食で使う白衣を家庭で洗うのを止め、給食当番のときは各自のマイエプロンを使用する動きが少しずつ広まっているらしい。

もちろん、コロナ禍で衛生上の理由で各家庭での白衣洗濯を止めたというのもあるだろうが、それに加えて、ほかのご家庭での洗濯の際に使った柔軟剤の香りが強すぎて白衣を着ることができない児童がいるそうだ。

我が家のこどもたちが通う学校でも給食当番の白衣洗濯がなくなって、マイエプロンに切り替わってくれるといいなと思う。