50過ぎて、今さらながら、シナトラに酔う

シナトラにはまっている。

シナトラとは無論、米国の偉大な歌手フランク・シナトラである。


出典:Frank Sinatra / フランク・シナトラ「Nothing But The Best (Christmas Edition) / シナトラ、ザ・ベスト!-クリスマス・エディション」 | Warner Music Japan

 

50過ぎて、今さらながら、シナトラの魅力に気づいた。

この年になって、シナトラの歌が心に染み入る。

そして、シナトラのバックの演奏がそれはそれは、素晴らしい。

 

遅すぎた。

もっと若いうちからシナトラを聴き込めばよかった。

 

思い起こせば、私の父はシナトラのファンだった。

父は"fry me to the moon"が好きで、よく聴いていた。

 

確か、1985年に武道館で行われたシナトラの日本公演に父は行ったはずだ。

当時はバブルが始まる前で、日本がどんどん豊かになっていく時代だったから、1席15万円のシナトラ日本公演は大きな話題になった。

よく言えば「ウキウキした」時代、悪く言えば「浮かれた」時代だった。

 

しかし、当時中学生だった私はシナトラに興味がなかったので、シナトラの日本公演について父に詳しく聞いたことがなかった。

父は亡くなったので、今となってはシナトラの日本公演を観て父がどう思ったのか、知る由もない。

 

「シナトラ」の歌~初級者リスニング教材として最適

最近、シナトラの歌を小2次男とよく聴いている。

シナトラの発音はかなり聞き取りやすいので、初級者のリスニング教材に最適だ。

 

やっぱり「フライ ミー トゥー ザ ムーン」がいい。

アントニオ・カルロス・ジョビンとの「イパネマの娘」もいい。

 

 

シナトラが唄う曲は歌詞が理解しやすい。

中学生(中1・中2)でも理解できる単語で構成されているから、シナトラが唄う曲は中学生でも歌詞が理解できる。

 

思えば、私のような70年代前半に生まれた者は、学生時代には英語リスニング教材が乏しかった。

当時、高校・大学入試の英語試験でリスニングが課されなかったせいもある。

 

私の場合、英語のリスニングを本格的に学習したのは社会人になってからだった。

「英文を読めて・書けても、英文を聞き取れない・話せない」のが70年代前半までに生まれた世代の特徴だ。

 

80年代90年代生まれの世代になると、英文のリスニング練習が一般的になった。

今は英文のリスニングに加えてスピーキングが当たり前になっている。

 

次男と英文のリスニングや音読をして気付いたことがある。

それは「英語のリスニングと音読をすると、英語の歌の歌詞がちゃんと聞き取れるようになる」ことだ。

 

私が学生の頃はリスニング練習をする機会がなかったので、英語の曲を聴いても、歌詞カードを見ないと意味が分からなかった。

けれども今は、英語のリスニングと音読のおかげで、シナトラが唄う英語の歌の歌詞が聞き取れる。

 

英語の歌の歌詞が聞き取れるなんて、今の若い世代には当たり前かもしれない。

けれども、学生時代にリスニング練習をやらなかった私にとって、英語の歌の歌詞がきちんと聞き取れるのは、ある意味、衝撃的なことなのだ。

 

英語学習のはじめから、英文を「聞く・話す・読む・書く」練習をしている今の世代がうらやましい。

 

最後まで「背広に蝶ネクタイ」のスタイルを貫き通した粋な稀代の大歌手フランク・シナトラに感謝!