中高一貫校・教育熱心な親がこわい

昨年、ある都立中高一貫校を見学したことを書いた。

都立中高一貫校を見学して感じたこと

 

そこの都立中高一貫校に見学に行ったとき、在校生の保護者がたくさん来ていた。

在校生保護者は専用のネームプレートを付けていたので、在校生保護者だと分かるのだ。

在校生保護者のみなさん、楽しそうに会話していた。

 

その光景を見て、正直、「ああ、私はこの学校には向いていない」と思ったわ。

ここの在校生の保護者とは合わない、という理由で。

まあ、私がその学校に向いていなくても、次男は向いている可能性はあるわね。

 

学校公開日には小学校低学年の保護者がたくさん見学に来る。

ところが、小学校中学年、小学校高学年、中学生、高校生と子どもが大きくなるにつれて、見学している保護者の数がだんだん減っていく。

 

中学生になれば思春期に入るから「学校公開に見に来ないで」とこどもから言われることも多い。だから、中学生の親はあまり学校公開日に見学に来ない。

公立中学の学校公開日は、朝早くの時間帯など1クラス3,4人しか見学しに来なくて閑散としている。

それとは対照的に、都立中高一貫校では、平日に関わらず学校公開日に見学しに来た親が大勢いた。

 

学校公開で参観する保護者の熱心さと同じで、PTA活動というのは一般に、小学校の頃が一番盛んだ。

中学校・高校…と子どもが成長するにつれてPTA活動が減るのが一般的だけど、中高一貫校というのはそうではないらしい。

 

進学校には教育熱心な保護者が多いからPTAの役員がすんなり決まると聞く。

「かの有名な〇〇高校(中学)でPTA役員をやってます」となれば、誇らしくなるのかな。

PTA役員になりたい人がたくさんいるおかげで、進学校ではPTA役員をやりたくない人に役員が回ってこない点は利点だと思う。

 

中高一貫校で教育熱心な保護者に囲まれた6年間を過ごすのは結構キツイよなあ。

3年間ならばまだ我慢できるんだけれど…6年間はキツイ。

PTA活動ってサークル活動というか部活みたいだ。私は、子どもが高校生になってまで部活をするのは遠慮したい。

 

中学受験した保護者は、中学受験を子どもと一緒に乗り越えたノリをそのまま引きずっているように見える。

もし中学受験して中高一貫校に入学したら、クラス保護者のグループLINEに加入させられるのだろうか(高校生になってまで保護者LINEグループがあるのか)。勘弁してほしい。

 

部活好き・PTA好き・LINEグループ大好きな方は中高一貫校に向いていると思う。

でも、部活嫌い・PTA苦手・LINEグループ嫌いな私には中高一貫校は無理だ。

 

やっぱり、次男は中学受験しないのが正解だと再認識した。