保育園は集団行動を求められる場所だ
保育園という場所では、1歳児クラスになれば、集団行動を求められる。
親はきちんと認識しておいたほうがいい。
保育園という場所は小さな子にとっては好き勝手出来ない、周りに合わせなければならない場所なのだということを。
0歳児クラスは月齢で成長の差が大きいので、個々の成長に応じてゆったりと過ごすことができる。
眠っている時間が長い生後3カ月の赤ちゃんと、歩き始めた1歳の赤ちゃんではできることも生活リズムがまったく違うからだ。
でも1歳児クラスになると、クラス全員でお散歩に出かける機会が増える。
家庭にいるときは、散歩の途中で面白い植物を見つけたら、親が見守りながら時間が許す限り植物を観察できる。
けれども、保育園で散歩に行くときは、自分のやりたいことをやる・行きたい場所に行くなどの個人行動は基本的に許されない。
先生方がひとりの子どもにかかりきりになると、ほかの子どもたちの安全が守られないから。
まだ2歳になるかならない頃から集団行動を強いられる子どもたちを思うと、やるせなくなる。
「もっと遊んでいたい」・「もっとじっくりお花を見ていたい」・「もっとゆっくり歩きたい」とこどもが思っても、それがなかなか叶わないのが保育園という場所なのだ。
限られた人数で保育を回しているのだから仕方がないことなのだ。
本当は、こどもというのは3歳になるまでは自由に過ごさせてあげたほうがいいんだろうな。
集団生活は本来、3歳を過ぎてからで十分なのだ。