給食はまずいもの?
次男は来月から通う予定の幼稚園はお弁当持参だ。
幼稚園というところは全国的に、今もお弁当持参のところがたくさんある。
もし次男を給食の幼稚園に入れたならば、はじめから給食をきちんと食べるとは思えない。
次男はお弁当持参の幼稚園で良かったと思っている。
お弁当の場合、好きなおかずをお弁当に入れられる。
だから、次男が幼稚園でお弁当をきちんと食べるかどうか、それほど心配しなくて済む。
それより、次男が小学校に入学したあとで「小学校で給食をきちんと食べるのか」がちょっと心配だ。
私と長男は保育園育ち
私自身もほかのきょうだいも保育園育ちだったので、小学校に上がる際には給食に慣れていた。
私の長男も保育園育ちだった。
だから、長男が小学校に入学する際、給食をきちんと食べるかなんて、まったく気にしなかった。
長男は好き嫌いが多かった。
それでも赤ちゃんの頃から6年間保育園で過ごしていたから給食に慣れていたからだ。
給食はまずいもの?
私が小学校に入学して驚いたことのひとつは「給食がまずい」と訴える子どもがとても多かったことだ。
特に低学年の頃は「給食がまずい」と言って給食を残す子どもが結構いた。
小学生は4年生ごろからどんどん食べるようになってきて、高学年は残飯の量も少なくなる。
けれども、低学年の頃は概して残飯の量が多い。
低学年の残飯の量が多いのは給食を食べ慣れていない子どもが多いことも一因だったと思う。
幼稚園でお弁当だった子どもが給食を食べ慣れず「給食がまずい」と訴えていたのだろう。
「給食がまずい」なんて信じられない
お弁当だった幼稚園出身の子どもたちとは対照的に、保育園出身の子どもたちは小さい頃から給食を食べ慣れている。
保育園育ちである私は給食がまずいと思ったことは一度もない。
小学校に入学するとたくさんのこどもたちが「給食がまずい」と言うのが信じられなかった。
保育園育ちだった私のきょうだいたちも私の長男も「給食がまずいと思ったことはない」と言っていた。
「給食がまずいなんて、いったい家でどんな美味しい食事を食べているのだろう?」と当時私は思っていた。
以前私のきょうだいがまったく同じことを言ったのを聞いておかしくなった。
いま思えば、「給食がまずい」と話す子どもはお弁当持参の幼稚園出身の子どもだったのだろう。
今思えば、「給食がまずい」と話していた子どもたちは単に、家庭の味とはまったく違う「給食の味」に慣れていなかっただけだろう。
当時「給食がまずい」と話していた子どもたちと同じように、次男も小学校に入学してから「給食がまずい」と言うのか、興味深く見守ることにする。