隣のクラスの先生

わたしは、小6のときの隣のクラスの先生に違和感を持っていた。

というのは、隣のクラスの先生は、やたらと子どもに抱きついたりと、スキンシップを図るのが大好きだったからだ。

男子生徒とスキンシップを図ることもあったが、スキンシップの対象になるのは主に女子生徒だった。

女子生徒をお姫様抱っこしたり頬ずりをしたりしていた。それを目にするのは、たまらなく嫌だった。

それでも、その教師の行動が保護者の間で大きな問題にならなかったのは、のんびりとした昭和の時代だったからだろうか。

その先生の様子がおかしいとわたしは常々思っていた。だからわたしは隣のクラスの先生には決して近づかないようにしていた。

わたし自身、今も保育園に男性保育士が増えることにちょっと抵抗があるのは、その先生の存在があったからかもしれない。

わたしと同じように感じている友人はもちろんいた。その一方で、不思議なことに、その先生に対してあまり違和感を感じていない友人もいた。

教員のみならず、塾の先生・スポーツインストラクター・保育士・幼稚園教諭・習い事の先生・学童保育の先生・放課後デイサービスの先生などの子どもと接する機会が多い職業に就いている人の中に幼児性愛者が含まれていることがまま、あるらしい。

大多数の先生はそういった嗜好を持っていないが、一部に子どもと性的な接触を持ちたいと思う人物が紛れ込んでいるそうだ。

「一度子どもに対して加害行為を行った者が、子どもに関わる職業を選択できないようにするシステムをどのように作っていくかというのは、これからの大きな課題」とのこと。

わたしも同感だ。