脱力系の画が素敵な絵本「さんまいのおふだ」

長男の小学校の読み聞かせボランティアで評判がわりと良かった『さんまいのおふだ』

さんまいのおふだ|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)

 

絵本「さんまいのおふだ」のあらすじ

「さんまいのおふだ」のあらすじは以下の通り。

花摘みに出かけたお寺の小僧は道に迷ってしまい、辺りも暗くなって困っていたところ山奥に家を見つけた。その家にはおばばが住んでいて、泊っていくことをおばばから勧められたけれども、小僧は便所に行くついでにおばばの家から逃げ出した。小僧は便所の神様から三枚のお札をもらい、おばばが追いかけてくるたびに小僧がお札を投げると、お札は大きな山や川になっておばばの邪魔をする。小僧はやっとのことでお寺に帰ってきた。

小さい頃に読み聞かせで聞いたことがある人も多いと思う。

 

ザランザランと尻を撫でるおばば

この本で好きなのは、おばばが、寝ている小僧の頭を「べらんべらん」となめたり、尻を「ザランザラン」と撫でたりする場面だ。

おばばが小僧の頭を舐めているときの感触・小僧の尻を触っている感触が伝わってくるようだ。読み聞かせの時もこの場面になるとこどもたちは熱心に絵本を見つめていた。

梶山俊夫の脱力系の画がなんとも素敵だ。