荒っぽい園で育った長男・温室育ちの次男
次男が通う園の先生方はみんな女性だ。
先生方はみんな、本当に優しい方々ばかりだ。
次男が通う園では、
どの先生も園児に向かって怒鳴ることはない。
対照的に、長男が通っていた園は体育会系の園だった。
長男が通っていた園は、
男性の先生が多くてダイナミックに遊んでもらえる反面、
先生の言葉遣いが荒いこともしばしばあった。
園児に向かって先生が怒鳴るなんてことは、
長男が通っていた園では日常茶飯事だった。
言葉遣いが荒い先生方と小さい頃から関わっていたせいなのか、
長男は今でも、男性教師から荒っぽい言葉を言われても平気だ。
一方で、次男は女性の先生方ばかりの園で過ごしてきたせいなのか、
今でも見知らぬ大人の男性にはまだ慣れない。
わたしたち夫婦のどちらの父親(次男にとっては祖父)も、
すでに他界しているので、
次男は、強い口調で年配男性にあれこれ言われる経験がない。
つまり次男はすぐ怒鳴るタイプ-男性に多くいるタイプと接した経験があまりない。
あと半年ほどで次男が小学校に入学する今、
振り返ってみると、
次男が今通う園で落ち着いて過ごせたのはとても良かったと思う反面、
どこにでもいる、荒っぽい行動をとる人とは、
次男は今後経験を積んで、
うまく関わっていかねばならないことに気づいた。
昔のお殿様のお世継ぎや王室の子どもたちは、
幼少時は乳母やナニーと呼ばれる女性の養育者に囲まれて育つが、
その後は女性養育者から離されて自立した生活を送ると聞く。
我が家は華族や貴族じゃないけれど、
次男も高貴な生まれの方々と似たような状況かと思うと、
なんだか笑ってしまう。