高齢者への詐欺対策
老後はできる限り施設に入らず、自宅で暮らしたい人はたくさんいると思う。
わたしもそのひとりだ。
でも「そうも言っていられない」と思う事件に遭遇した。
年を取ると認知能力が低下して、保険や投資の勧誘にひっかかりやすくなる。
ひとり暮らしの老人は訪問販売・詐欺の標的になりやすい。
特に、一戸建ては高額商品・保険・投資信託の訪問販売業者が訪問しやすいから、一戸建てに住む高齢者は恰好の標的である。
最近、親類が詐欺にあった。
昔はあんなにしっかりしていた親類が簡単に詐欺に引っかかってしまう事例を目のあたりにした。
その辺について感じたことを先日書いた(おひとりさま高齢者について思うこと)
明日は我が身である。
自分は大丈夫だと思っていても、年を取ると脇が甘くなる。
高齢者になって詐欺に合わないため・詐欺にあっても被害を最小限にするための工夫を今から考えておくことにした。
当面使わない現金:顔の見える信用金庫の定期預金に預ける
詐欺に合った場合の被害を最小限にするために、当面に使わない予定の預金は普通預金に預けないようにする。
顔見知りの信用金庫を作っておいたほうがいい。
当面に使わない予定の預金は、顔見知りの信用金庫の定期預金に預けておく。
「対面」で預ける-これが重要だ。
顔見知りの信用金庫であれば、詐欺師は定期預金を解約しにくい。
若いうちから暦年贈与する
1年間で110万円までの贈与は贈与税とはみなされない。
子どもたちが若いうちから暦年贈与をはじめるつもりだ。
信頼のおける子(孫)に通帳を託す
わたしは昔「何かあったときはこれを使え」と、もしものときのための通帳を祖母から託されていた。
もしものときのお金を預けた通帳の保管場所を信頼のおける子(孫)に教えておく。
こうすることで、高齢者が急病で倒れた時などの万が一の場合、残された家族が慌てなくて済む。
最後に
上に挙げた例はいずれも、昔ながらの「ガチ」で固い対策方法である。
最近は金融機関からネットバンキングをすすめられることが多い。
ネットバンキングは自宅で取引が出来て便利だけれども、詐欺に遭ったときに足がつきにくい。
高齢者は対面の信用金庫を利用したほうが安全だ。