小学校・鼓笛隊が廃止になった
長男が通っていた公立小では鼓笛隊が廃止になった。
鼓笛隊が廃止になった理由は「楽器類を用意するのが難しくなった」からである。
小学校の鼓笛隊は高学年児童の全員参加だったので、生徒分の楽器をすべて学校が用意するに費用がかかりすぎる、と学校は判断したのだ。
小学校の鼓笛隊は学内のイベントだけでなく、地域のイベントに参加するのが恒例だった。
長男は鼓笛隊の活動が大好きだったから、鼓笛隊がなくなったと知って長男は残念がっていた。
前の校長の頃は、楽器を毎年PTAから寄付してもらっていた。
そういえば、今の校長に変わってからPTAからの楽器の寄付がなくなったことに気づいた。
トランペットやトロンボーン、ホルンなどの金管楽器は特に高額で10万円以上することがざらだ。
金管楽器を10個用意するだけで100万円以上かかる。
今の校長は、PTAから楽器を寄付してもらうのはまずいと判断したのだろう。
学校内の活動で使う備品をPTA会費で賄うのはやっぱり、まずいと思う。
公教育なのだから、公立小学校でPTA会費を「隠れ教育費」として使い続けるのは良いことではない。
最近は、PTA会費を学校のヘソクリとして使うことが問題視されるようになってきた(PTA会費は学校の「ヘソクリ」か)。
「PTA幹部がお金の使い道を決める権限を持つ」という構図も好ましくないと思う。
今まで、日本の学校はPTAの好意に頼り過ぎていたと思う。
学校内の鼓笛隊やブラスバンド部で使う楽器類は、今後は堂々と、学校が広く寄付を募ることになっていくのだろう。