アラフィフ同窓会の話(その1)
私はアラフィフだ。
子どもを若いうちに産んだ同級生の中には子どもが30歳を過ぎ、孫がいる人もいる。
高校や大学の同級生の中で早婚だった人の中には、子どもが大学を卒業して社会人になっていて、子育てが事実上終了している人もチラホラ出始めている。
今は、同級生の間では子どもが中学生~高校生という人が一番多いと思う。
同窓会の話
5,6年前からだろうか。
出身高校でも出身大学でも同窓会をやろうという話が増えてきた。
子どもが中学生・高校生になるとだいぶ手が離れる。
だからその時期になると昔の仲間に会いたいと思うようになるみたいだ。
思春期の娘と父親の関係
思春期の娘を持つ父親の悩みで多いのが「娘が口を聞いてくれない」という話だ。
「中学生の娘が自分に近寄って来ない」と嘆く同級生(男性)の話を何人から聞いたことだろう。
日本人の場合、小学校高学年~中学生の女の子は父親と一時的に疎遠になることが多い。
そういえば自分もそうだった。
なぜだかわからないが、思春期の女の子が父親を嫌悪するのは欧米で少なく、日本人に多いらしい。
特に、子どもが娘しかいない場合、娘が母親側について女性連合軍が形成される。
その結果、家庭内で男は自分一人だけ・家庭内で孤立していると嘆く男性は多い。
けれども、女の子が大学生・社会人になると、父と娘の間の緊張状態は徐々に緩和されていく。
それが不思議だ。
憧れの〇〇さん
5,6年前に高校の同窓会に出て分かったこと。
男性はこの歳になっても「高校時代に憧れていた〇〇さん(女性)」を追い求めているということ。
男性はアラフィフになっても高校時代のマドンナを忘れられないようだ。
むしろ、歳を追うごとに昔の思い出がますます美化されていくのかもしれない。
特に、高校時代のマドンナが独身だと知ったときなどは大変だ。
高校時代に憧れていた同級生の独身女性と「是非連絡をとりたい」と、連絡先を知っていそうな人を同窓会で探し回る男性(既婚者)を見た。
逆に「高校時代に憧れだった男性に会いたい」という女性は見かけない。
女性のほうが切り替えが早いのだ。
とばっちりを受ける独身女性
こういった同窓会に一度は顔を出した独身の同級生(女性)の何人かが、その後、同窓会には顔を見せなくなった。
理由を聞くと、既婚者の同級生(男性)から変なお誘いを受けたらしい。
高校時代のマドンナ的存在だった別の同級生(独身女性)も同じようなことを言っていた。
同級生の女子が独身とみるや、そういうモーションをかけてくる男性は多いみたいだ。
高校時代は素朴な少年だった人が、である。
大人になると男性は社会的に認められ、お金にも余裕ができて、自分に自信が出てくるのだろうか。
独身女性に変なお誘いをかける同級生の男性たちがいると聞き、かなりガッカリした。