中学受験に躊躇する理由(その1)
現在、わが家の次男は年中組だ。
早いもので小学校入学まであと2年もない。
あと2年も経たないうちに小学校入学かと思うと早いものだ。
中学受験専門塾
ところで、わが家の割と近くに中学受験専門の塾が出来た。
そこの塾には、驚くほどたくさんの子どもたちが入っていく。
そんなにみんな中学受験するの?と思うほど、たくさんの子どもたちが通っている。
わが家周辺の小学校では中学受験率は7割近い。
中学受験しないのは残り3割ほどだ。
そういう光景を見ていると、中学受験は当たり前のように思えてくる。
次男は几帳面で真面目なので自己管理が出来るタイプだろう。
次男は中学受験に向いているかもしれない。
けれども、次男に中学受験させるのはやっぱり気が進まない。
中学受験に気が進まない理由1:英語教育
今年から学習指導要領が改訂されて、英語教育がこれまで以上に「話す」と「聞く」を重視した内容に変更された。
そして、小学校5年から英語が正式教科になった。
これに伴い、中学受験が影響を受けるのは間違いない。
現段階でも英語を受験科目としている私立中学は、結構あるみたいだ。
近いうちに「きれいな発音で英語を話せること」が、小中学校でのカースト上位になる条件のひとつになるかもしれない。
中学受験で英語が試験科目になることを意識して、小学校入学前からの英語教育が盛んになるのは間違いないだろう。
「早くから英語教育におカネを注ぎ込んだ者が優位に立てる」のかもしれない。
そんな流れに踊らされるのは嫌だな。
次男が英語好きならそれでも良いだろう。
けれども、過度に英語教育に振り回されたくない。
まるで流行ファッションのように中学受験に参戦する気には到底なれない。
中学受験に気が進まない理由2:成功体験を積むのが難しい
最近よく言われていること。
「中学受験で第1希望の中学に進学できるのはたった3割」
言い換えれば、あとの7割は第1希望の中学に進学できないとこうこと。
つまり、中学受験というのは成功体験を積むのが難しい。
中学受験は基本的に出来る子たちの間の競争だ。
だから成功体験を積むのが難しいのは当たり前だ。
昔、私が通った公立小学校では、中学受験をするのは小学校に通う児童の上位1割だけだった。
中学受験はもともと出来る子だけの間で競われるものだった。
それが現在、わが家の周辺の公立小学校ではどこも、中学受験はクラスの半数以上が参加するものになっている。
競争率が高いところに無理矢理突っ込んで玉砕するのは策士ではない。