歓迎されないオリンピック
オリンピック開催直前だというのにコロナウイルス第5波がやってきたようだ。
オリンピックが原則無観客であると発表されてから間もなく、長男が通う学校で予定されていたオリンピック観戦も中止が発表された。
こんなに歓迎されないオリンピックというのも珍しい。
もう間もなくオリンピックが開催されるというのに、巷には高揚感はまったくない。
無観客になった結果、負債だけが増える。
このツケはこどもたちが払うのだ。
コロナウイルスの流行が収束するまで少なくとも2年か3年かかるというのがおおかたの専門家の見方だった。
1年前にキッパリ中止すれば良かったのだ。
1984年のオリンピック
オリンピックと言えば、わたしが中学生だった1984年のロサンゼルスオリンピックを思い出す。
ロサンゼルスオリンピックは「カール・ルイス」のオリンピックだった。
1984年といえば、ヴァン・ヘイレンの「1984」というアルバムがある。
その年、ヴァン・ヘイレンの「Jump」が大ヒットした。
当時、街中でこの曲がよく流れていた。
1984年、日本がバブル経済に向かう直前の景気が良かった時代だ。
当時、ゆとりも活気も高揚感もあった。
当時中学生だった私には、未来は明るくてキラキラしたものに映った。
けれども、今はその頃とは様子が一変してしまっている。
今のこどもたちの目にはキラキラした未来は映っているだろうか。
こどもたちにツケだけを残すのはやるせないし、許せない。