ダルクローズ・メソッドについて思うこと
我が家の子どもたちはダルクローズ・メソッドのリトミックに通ってきた。
ここで何度も書いてきたように、ダルクローズ・メソッドのリトミックはレッスン自体が「即興」だ。
講師と生徒がまるでセッションをしているかのようなレッスンが展開される。
レッスンを横で見ていると、毎回、講師の先生が工夫を凝らしてレッスンを展開しているのがよく分かる。
自己決定を大切にしている
ダルクローズ・メソッドのリトミックでは生徒に「こうやりなさい」とやり方を押し付けない。
生徒が「自分で考えて動く」自己決定を大切にしている、とレッスンを見ていて強く感じる。
ダルクローズ・メソッドは、先が見えない時代を生きる「次世代のこどもたちを育てるのに相応しい人間教育」だと思う。
幼稚園や小学校でこどもたちがダルクローズ・メソッドのリトミックを経験出来たらいいのに、と思う。
ただ…ダルクローズ・メソッドは講師のライセンスをとるのがとても難しいと聞いている。
いたずらに講師を粗製乱造しないのは、講師の質を保つため・ダルクローズの精神をしっかりと受け継ぐ人のみを講師として認定したいのだろう。
こんなに素晴らしいメソッドなのに、ダルクローズ・メソッドを知り得た子どもたちだけがレッスンを受けられるという、今の状況がもどかしい。
日本中のこどもたちがダルクローズ・メソッドを体験できれば、この国は変わるかもしれないのになあ。