ある医歯薬学部専門予備校
わが家の近所に医歯薬学部専門予備校がある。
医歯薬学部専門予備校といっても、そんなに規模は大きくなくて、街中にある小さな塾、といった感じである。
予備校の入り口には、合格者の名前と出身高校がデカデカと掲載されている。
この規模の予備校では国立大学医学部の合格者はやはり少なく、私大医学部の名前がずらっと並ぶ。
合格者の出身高校は有名難関私立高校が多いが、中堅どころの私立高校も結構ある。
そこの予備校の医学部合格者のうち都立高校出身の合格者は、某トップ都立校出身者だけだった。
この掲示を見ていて思ったのは、私大医学部は中堅どころの私立高校からでも合格するのである。
そうならば、高校は都立高校に進学して費用を節約したうえで予備校に通えば足りる、ということでもある。
私立医学部に合格するためにはどこの高校に通うかはあまり重要ではなく、私立高校の高い学費を払ったうえで医歯薬学部専門予備校にも通える財力があるご家庭の子どもが私大医学部に進学しているだけかもしれない。そうと思った。