授乳(長男と次男それぞれの場合)

*今回の記事は授乳に関するものですので、不快に思う方はページから離れるようお願い致します。

 

日赤の母乳指導

スパルタ母乳指導

わたしが次男を東京渋谷の日本赤十字医療センター(通称、日赤)で出産したことは、今までここに書いてきたとおりだ。

日赤は熱心な母乳育児推進で知られている。

その噂にたがわず、日赤に入院している間は昼夜問わず熱心な母乳指導を受けた

実際に入院してみて、確かに日赤は赤ちゃんに優しい病院(BFH)だった。

母乳育児を推進するために、長男を出産した病院に比べて、たくさんの助産師さんを母乳指導に配置していた。

ただ、それだけではない。

助産師さんひとりひとりに母乳育児に対する使命感を感じた。

 

合う・合わないがある

今思い返すと、日赤の熱心な母乳指導が性に合わない人もいると思う。

母乳育児にあんまりこだわらない人・育児は最初からミルク中心と割り切っている人は、お産する病院として日赤を選ばないほうがよいかもしれない。

そう思えるほど日赤は母乳育児に熱心なのだ。

その一方で、体質的に母乳がたくさん出る人は、母乳指導を受けるとすぐ母乳がたくさん出るようになるから、日赤でお産すると楽しいかもしれない。

 

授乳(次男の場合)

帝王切開の影響

私は帝王切開だったので、術後は当然に体が思うように動かせなかった。

幸いにも(?)出産後は次男がずっと寝てばっかりで起きなかった。

おかげで手術日当日の母乳指導は免れた。

手術日翌日から熱心な母乳が始まった。

話はそれるが、次男があまりにも寝てばっかりで起きないので、次男は糖尿病を疑われて採血された。

結果は糖尿病ではなかった。

日赤のあまりにも熱心な母乳指導に正直、私は精神的に参ってしまい、入院中、友人や実妹に愚痴メールを出したことは以前の記事に書いた通りだ。

退院できたときは母乳指導から解放されてホッとした。

帝王切開の術後はしばらくの間は体が自由に動かせない。

だから帝王切開の場合、母乳育児が軌道に乗らないことが自然分娩のときより多いと聞く。

お産が帝王切開だったときは母乳育児が軌道に乗るまで時間がかかるものだと割り切って、どっしりと構えていいと思う。

 

深飲みが嫌いな次男

次男の場合、おっぱいを深くくわえて飲むのが嫌いだった。

日赤の母乳指導ではまず、おっぱいを浅くくわえて飲むと母乳の出が良くないので、おっぱいをしっかりと深くくわえさせるよう指導される。

けれども、次男はおっぱいを深くくわえるのが断固として嫌だったのだ。

次男におっぱいを深くくわえさせると激しく抵抗し、「ラ~(怒)」と言って大泣きした

授乳しているうちに次男はだんだんと浅くくわえて引っ張り飲みをする。

これが原因なのか、次男は体重の増加が悪かった。

それでも、入院中に次男の体重が徐々に増えてきたので予定通り退院できた。

けれども、産後2週間検診で体重の増えの悪さを再度指摘され、ミルクを足すようにとの指導があった

産後2 週間検診をした助産師さんは精神的なことが原因で母乳の出が悪いのだと思ったようだ。

産後2週間検診では何度も「上の子は大丈夫か」と聞かれた。

けれども、母乳の出が悪かったのは上の子が心配だからではなく、次男が頑固者で、断固として引っ張り飲みを続けようとしたからだと私は思っている。

その後、母乳とミルクの混合で次男の体重は大きく増え、産後1か月検診では体重の増加はまったく心配いらなくなった。

 

体重が増えると吸う力も強くなる

体重が増えると体も大きくなり、母乳を吸う力も強くなる。

そうすると、次男はおっぱいを深くくわえなくても母乳が十分飲めるようになった。

次男が母乳を十分に飲めるのようになったのは、次男が生後1か月を過ぎたあたり・次男の体重が4.5kgを超えたあたりからだった。

それ以後、ミルクの量を徐々に減らしていき、最終的には母乳だけで十分に成長できるようになった。

 

授乳(長男の場合)

授乳指導は病院それぞれ

長男は日赤ではなく、地元の総合病院で誕生した。

長男を出産した病院もお産の方針としては日赤にわりと近かった。

妊娠経過に問題がなければ助産師主導のお産をする病院だ。

けれども、長男を出産した病院は母乳育児に関しては日赤のように熱心ではなかった。

一応、母乳を出すための指導は一通りするけれども、赤ちゃんの体重の増えが悪ければ、小児科の医師がミルクの追加を指示してそれで終わり、というタイプの病院だった。

授乳指導に関しては病院それぞれだ。

 

退院後1か月ほど母乳育児に悪戦苦闘

長男を出産した病院では母乳育児についてあまり熱心でなかったので、退院後は母乳育児にしばらく悪戦苦闘した。

それでも長男の体重はそれなりに増えた。

私も若かったから母乳が沢山出たせいかもしれない。

とはいうものの、長男の体重の増加は望ましいとされる体重の伸びの下限ぎりぎりだった。

生後1か月半を過ぎ、長男の体重が4.5kg近くになってきたところで、長男は母乳を吸うのが急に上手くなってきた。

母乳を飲むのが上手になってきた。

長男の体重が増えて吸う力がついてきたのかもしれない。

たとえ出生当初、母乳の飲みが悪かったとしても、赤ちゃんの体重が増えると吸う力もついてきて、母乳を上手く飲めるようになるということを実感した。

 

まとめ

長男も次男も体重が増えて吸う力がついてきたところで母乳を上手く飲めるようになった

母乳育児を断念しなくて良かった

授乳を通して「育児は待つことが大切」ということを学んだ気がする。