小1次男:小学校でやることが多すぎる
昨春、小学校に入学した次男の様子を1年間見てきて思うこと。
小学校でやることが多すぎる。
多すぎる。
本当に、多いのだ。
異常だ。
ほんの少し前までは、学業はさておき「小学校1年生にとって最も大切な学びは学校生活に慣れること。毎日学校に通えること」が目標だったはず。
それが、小学校入学早々、作文の宿題を出す。
あり得ない、考えられないことだ。
詰め込み教育といわれていた昭和50年代前半でも、こんなことはあり得なかった。
入学したばかりの1年生に作文指導を教える先生方もかなり大変なはずだ。
小学校1年生に対してこんなにハードルを上げて、どうするつもりなんだろう。
少し前までは、小学校1年生は「ひらがなを読めて書けることで十分」だったのに。
発表学習もやりすぎだ。
こどもたち全員を研究者にさせるつもりなのか。
たとえば、小学校1年生からタブレットを使って発表学習をやる必要があるのだろうか。
小学校1年生で、ひらがな・漢字の読み書きと同時に、タブレットの扱い方を覚えなければならない。
これらすべてを教える先生方の負担は大きい。
小学校1年生は、ひらがなと漢字の読み書きだけで十分だ。
読み書き能力が身に付き、思考力がついた小4くらいから本格的に発表学習をやればいい。
読み書き計算・発表学習に加えて、小学校にはいろいろな行事がある。
もうあれこれ、大変すぎる。
小学校1年生の3分の2のこどもたちはついていけてないと思う。表向きは先生の指示にしたがって手を動かしているけど、発表学習の資料作りは単なる「作業」になっている可能性がある。
わざわざ不登校のこどもを増やしたいの?と思うくらいのことが、今の小学校で行われている。
早々に、学習指導要領を見直したほうがいい。
小学生のはじめの1年間は、もっとゆったりとした学校生活を送らせてあげたい。