専業主婦叩き
年金半額ぅ?
今日は雑談ネタである。
多少、ヒートアップして口調が荒くなっている箇所があるからご容赦願いたい。
「専業主婦の年金が半額になる?」
「働く主婦からの批判で専業主婦の年金が半額?」
という噂がSNSで出回っている。
「国が年金の運用に失敗して15兆円を溶かした」などと噂になっているが、果たして本当なのだろうか?
私も専業主婦の端くれなので、専業主婦批判が出ると気になる。
小さな子どもの育児や家族の介護に専念している専業主婦だっている。
だから「専業主婦」というだけで叩かないで欲しい。
確かに専業主婦は国民年金を払っていない。
しかし、失業中の人だって扶養の対象でなければ、申請すれば国民年金の支払いが免除されるのだぞ!
たとえば0歳児を保育園に預けると、1か月で子どもひとりあたり少なくとも約20万円(公立園ならばそれ以上)の税金が使われるのだ。
育児をお金に換算するのは気が引けるのだが、専業主婦は無償で育児を行っているのだ。
専業主婦が0歳児を育児すれば、保育園に預ける場合と比べて少なくとも1か月20万円の税金が使われずに済む。
「ウチは稼いでいるから1か月に20万以上の社会保険料を払っている」というご家庭もあるだろうが、ごく一部だ。
それに保育園に預けるよりも母親が育児をしたほうが「特定の人との愛着関係を築ける」(ココ重要)。
乳幼児期に特定の人との愛着関係を築くことは心の発達の面でとても大切なことだといわれている。
我が家は仕事再開を待機しているのだ(待機児童ならぬ待機仕事か)
私は今度3歳になる次男が幼稚園に入ったら、仕事を再開する予定だ。
この3年間は育児の傍ら、仕事再開に向けての準備に追われていた。
育児の合間をぬって仕事再開の準備をするのは、時間が確保できず大変だった。
そもそも、我が家は近所の認可保育園に全部落ちて、認可外は良い保育園がなかった。
だから、仕方なく次男の幼稚園入園まで仕事再開を待っていた。
それなのに年金半減と言われると正直、腹が立つ。
好きで専業主婦をしている訳ではない。
「きちんとした」(ココ重要)保育園を作ってから専業主婦批判をしろと言いたい。
そもそも専業主婦は減っているだろ!
20年以上前、私が勤め始めた頃、たまに有休をとって昼間フィットネスクラブに行くと、子育てが終わった世代の暇なおばさま方がたくさんいて、フィットネスクラブで時間をつぶしていたのをよく目撃した。
おばさま方は朝から晩までエアロビ・水泳・ダンス…のレッスンに参加していた。
その当時、おばさま方に話を聞いてみると、1日に2コマ3コマのレッスンを受けている人はざらにいて、朝から晩までずっと運動三昧、夜暗くなると帰宅していった。
そんなに運動すれば、どれだけ健康になれるんだろうかと思ったが。
フィットネスクラブだけではない。
子育てが終わった世代の暇なおばさま方がテニススクールにたくさんいた。
20年以上前は、朝私が会社に通勤する時間帯、ラケットを自転車の前かごに入れて自転車でテニススクールに通うおばさま方をよく目撃したものだ。
けれど時は過ぎて、フィットネスクラブやテニススクール、カルチャースクールに長時間たむろしているおばさま方を見かけなくなった。
お稽古事に長時間たむろしているおばさま方は全くいなくなった訳ではないけれども、その数は昔よりも激減している。
お稽古事に精を出せるのは、仕事を完全にリタイアした70代・80代だ。
今は50代60代の中高年はまだまだ働いていて、お稽古事に精を出す人は少なくなってきている。
「日本全体が貧しくなっている」という事実
つまり、日本全体が貧しくなって、みんなゆとりがなくなって働いているのだ。
今、幼稚園に子どもを通わせている専業主婦も、サラリーマン妻はたいてい、いちばん下の子が小学校に入学すると仕事を再開する人が多い。
子どもが小学校に入学してからもずっと専業主婦をしている人もいるだろう。
そういう人たちはたいてい、ご主人が自営業者の奥様か、高給取りの奥様だけだ。