妊娠出産マニア(その2)

今日の記事は妊娠出産マニア(その1)の続き。

 

助産院で産める人

自然分娩が可能な妊婦のみ

助産院に産後ケア入院していた時に聞いたのだが、助産院で出産できるのは原則、自然分娩が可能な妊婦だそうだ。

だから、助産院での出産を希望しても、妊娠期間中に何かトラブルが見つかった場合、助産院では出産できないことがある。

実際、助産院での出産を希望していたけれども、お産がなかなか進まず最後は病院で帝王切開した人や、お産の進みから病院で出産したほうがよいと判断されて、最後は病院に行って出産したという人も聞いた。

助産院でのお産は安産が求められる。

だから、助産院では食事管理や適度な運動をするよう指導される。

 

自然志向が嫌いな人もいる

ただ、こういった助産院の自然志向が嫌いな方がいるのも分かる。

正直、時間的・精神的な余裕がないと、食事管理や運動管理まで気が回らない。

食事管理や運動管理がストレスになるような人は助産院でのお産は不向きかもしれない。

ただ、出産までの間、長期間にわたってきちんと食事管理や運動管理をしたうえで安産にこぎつけられるならば、それに越したことはない。

妊婦が安産に向けて努力するのは、アスリートがオリンピックに向けて努力するのと似ているなあとつくづく思う。

 

安産に向けて努力するのが好き

私がそうなのだが「安産に向けて色々と努力するのが好き」という妊婦がいる。

出産に向けて努力した結果、満足がいくお産ができると本当にすがすがしい気持ちになるからだ。

納得がいくお産ができると、もう1回妊娠したい・もう1回出産したいという気持ちになる。

女性をこういう気持ちにさせることこそ、少子化を解消する一番の処方箋なのかもしれない。

ただ私の場合、もう1回出産したくても年齢的に無理なのだが。

そう考えると、やっぱり若いうちに産んだほうが良いと思う。

 

助産院で産む人

産後ケア入院をした助産院に聞いたところ、その助産院で出産する人は年々少なくなっているそうだ。

出産年齢の高齢化が進んで、ハイリスクの妊婦さんが増えていることが原因のひとつなのだろう。

ハイリスクの妊婦さんは助産院で出産できない場合が多いからだ。

初産年齢が高くなっていることも、助産院で出産する人が減っている原因のひとつだろう。

初産年齢が高くなるとハイリスクの人も増えるし、高齢妊婦さんが助産院のお産に満足してリピーターさんになろうとしても、出産する子供の数は若い人よりも限られる。

初産年齢が若くないと、リピーターさんになって4人目5人目の出産をすることはできない。

やっぱり若いうちに産んでみたほうが良いだろう。

 

助産院で働く人

助産院で働いているスタッフの方は元来赤ちゃん大好きである。

事実、助産院で働くスタッフは3人4人5人と子沢山な人も多い。

助産院で働いているスタッフからすると、高齢ママである私など、

「なんでこの人もっと早く産まなかったのだろう?」

「本当は1人目を早く産んだほうがいいよなあ」

「本当は高齢出産ママよりも若いママさんが増えて欲しいんだけど」

と思われているんだろう。

助産院で働くスタッフからすれば、私のような高齢出産ママは出産よりも仕事を優先してきた人にみえるのかもしれない(実際そうだったのだが)。

自分たちとは生き方が違う人に映るのかもしれない。

出産は本来、若いうちのほうがトラブルが少ないし、体力の回復も早い。

若い人は体力があるから、体調管理を少し気をつけていれば安産につながる。

若いうちに産めば、次の出産のチャンスもたくさん残されている。

しかし、高齢出産では残念ながらそうはいかない。

高齢出産はトラブルが若い妊婦さんより多いし、体力の回復も遅い。

体調管理もきちんとしていないと、すぐ出産時のトラブルにつながってしまう。

しかも、次の出産のチャンスはそう多くない。

体力面を考えると、やっぱり、出産は若いうちのほうがいいに決まっている。

だから、私のような高齢ママは助産院では肩身が狭く感じる。

助産院だけでなく、産婦人科や幼稚園・保育園などの幼児教育関係の場所では、私のような高齢ママはなんとなく居場所が無い。