幼児教育とジェンダーフリー

先日、未就学児向けのイベントに次男と出かけたときのこと。

主催していた先生が「男の子、手を挙げて」「女の子、手を挙げて」と子どもたちに向かって指示を出していた。

このやりとりを聞いていて違和感があった。

最近の園や小学校での公開授業を見ている限り、幼稚園・保育園・小学校までは男女を区別せずに授業が行われることが多い。

たとえば男女混合名簿や男女混合徒競走を導入する男女問わず「〇〇さん」と呼ぶ小学校も増えてきた。

それだけに、いまだに男女を分けるような活動に遭遇すると、時代に逆行しているように思える。

小学校に入学する前の時点で、肉体的な性がしっくりこないとなんとなく感じている子どももいるだろう。

小学校入学前ならば、ジェンダーフリーという概念で述べるまでもなく、性別にとらわれることなく自分が好きな活動に思う存分打ち込んでほしいものだ。