私の足を引っ張ろうとしたオバサン達

今日は、紀子さま世代について思うことの続きだ。

私の世代の女性(2021年現在、アラフィフ世代)の大学進学率は、紀子さま世代とだいたい同じで14%前後だった。

ただ、私の地元は都市部なので、大学に進学した女性はもう少し多くて20%くらいかもしれない。

私の世代は短大に進学した人が多かった。

優秀な女性がたくさん短大に進学する時代だった。幼稚園教諭や保育士などの専門職を希望する人は資格をとるために短大に進学していたように思う。

それに、専門学校に進む人も多く居た世代だ。専門学校は医療系や美術系が多かった。

大学に進学したのは中学受験した女性に多かった。

もちろん、私の世代よりも前の世代の女性の大学進学率はもっと低い。

たとえば、私の母親世代の女性の大学進学率は2~3%だ。

つまり、私の母親世代で大学に進学した女性は一部の人たちに限られていたのだ。

 

オバサン達からの説得

私が中学生や高校生の頃、親戚や知り合いのオバサン達からしきりと、大学に進学しないよう説得された。

オバサン達はみんな

「女が仕事をしても意味はない」

「女の幸せは結局、結婚だ」

と言っていた。そして、

「公立高校に進学するのは止めろ」

「どうしても大学に通いたいならば、お嬢様が多く通う大学付属高校にしろ」

「早く就職して高卒で働け」

とアドバイスされた。

けれども、オバサン達自身の当時の生活ぶり・仕事ぶりを見ていると、オバサン達自身が生活や仕事に満足しているようにはまったく見えなかった

つまり、オバサン達の言うことは説得力に欠けていた。

彼女たちのアドバイスは無視し、私は公立高校に進学し、その後、大学に進学した。

大学に進学したことを私は1ミリも後悔していない

今改めて振り返ってみても、オバサン達は私に何を求めていたのか、さっぱりわからない。

私は当時、大学進学をすごいこととはまったく思っていなかったし、大学進学が特別なことだともまったく思っていなかった。

けれども、オバサン達からすれば、自分たちの世代の女性はほんの一握りしか大学に進学しなかったから、大学進学は特別なこと・風変わりなことだと思っていたのかもしれない。

大人しくオバサン達の言う通りにしたがって高卒で就職して自分の人生が開けていたとはまったく思えない

今も昔も、年寄りが若い人の行く手を遮ってはならないのだ