幼稚園にこどもを通わせる醍醐味
このブログで何度か書いてきたけれど、
幼稚園ママの中には、
同じ幼稚園に子ども3人・4人を通わせたという人が少ならからず、いる。
なんと子ども5人なんていう強者も居たりする。
入園する園を役所が決める認可保育所とは違って、
幼稚園という施設は保護者が園を選べるから、
「こどもたち全員を同じ園に通わせた」という幼稚園ママも少なくない。
実際、通算10年以上、
同じ園に自分のこどもたちを通わせる保護者も幼稚園では珍しくない。
わたしなど、
3年間の送り迎えだけでも、もうウンザリなのに、
10年以上も毎日幼稚園の送り迎えを続けるなんて、
それはそれは大変なこと。
本当に頭が下がる。
長男を保育園に通わせ、
次男を幼稚園に通わせているわたしみたいに、
幼稚園生活を3年しか経験しない人は、
幼稚園ではやっぱり「外様」だ。
「たった3年しか幼稚園に通っていないから外様だ」
誰かに言われたのではない。
わたし自身が「外様だ」と感じる。
幼稚園ママの話を見聞きしていると、
やっぱりきょうだい全員を同じ園に通わせないと、
その園の良さというか、幼稚園の醍醐味を理解できないみたいだ。
わたしのように、
たった3年しか幼稚園にこどもを通わせていない保護者は、
「幼稚園」という器にどっぷり浸かっていない。
だから、幼稚園の本当の良さを理解できないし、
ゆえに、幼稚園の良さなどおおっぴらに語れないし、
幼稚園についてモノを言えない、そういうふうに感じる。
幼稚園の醍醐味は「こどもたちを同じ園に長年通わせること」と今になって思う。
今さらそう思っても、
もう出産することはないから、
幼稚園ママをもう一度経験することはないだろう。
そんな幼稚園という場所も、
今後どんどん減っていくのかもしれない。
でも、子どもを入園させたいという保護者が居る限り、
幼稚園はできるだけ存続してほしい。
無理せず・背伸びせず・ありのままで過ごせる幼稚園が次男は大好きだ。
確かに同調圧力が強い点はわたしには合わないけど、
合う人には本当に心地良いみたいだ。
それ以上に、
ふんわりとゆるい時間が流れる「幼稚園」という空間が、
こどもたちに残されていてもいいんじゃないかと思う。