年の瀬に

当ブログを読んでくださった皆様、
本年は誠にありがとうございました。

無駄なものを削ぎ落したいという思いもあり、
今年の年末はシンプルに「ハンコ」を使って来年の年賀状を手作りしました。

ハンコを使って年賀状を作ったのは40年ぶりでしょうか。

そういえば、70年代終わり頃までは、
ハンコを押して年賀状を手作りしたものでした。

それが80年代に入り、
「プリントゴッコ」という簡易的な印刷機が流行したのをきっかけに、
80年代末まではプリントゴッコを使って年賀状を印刷していました。

その後はワープロそして家庭用プリンタが普及して、
自宅で年賀状を印刷する時代が長く続きました。

そして来年は2022年。

わたしの年賀状印刷の手法も40年以上前の方法に逆戻りしました。

最近のくらしぶりを見ていると、
肌感覚ですが、70年代後半くらいまでくらしぶりが衰退している感があります。

表面的にはインターネットで何でも買い物できるし、
無人レジで決済できる便利な世の中ですが、
自由に使えるお金は70年代後半と変わらない水準まで落ちています(我が家の場合、ですが)。

70年代後半の子育て世代は専業主婦家庭が大半で、
当時は母親が子どもを自分の手もとで育てる余裕がありました。

でも今は、小さい子どもを保育園に預け、共働きしてやっとこの水準の生活をしていることからすると、
70年代後半よりも今は暮らし向きは悪いんじゃないか、
50年ほど前、わたしが生まれた70年代前半の暮らし向きよりも悪いんじゃないか、とさえ感じます。

こんな尻つぼみの世の中ですから、
未来ある世代にお金をかけてほしい、そう強く願います。

次世代のひとたちの未来のために書き続けるつもりです。

来年も宜しくお願い申しあげます。