アン王女そして三笠宮甯子さま

2022年10月16日 2022年10月16日

mama

先月、エリザベス女王の葬儀が執り行われた。

葬儀の様子をテレビで観ていると、
エリザベス女王の長女であるアン王女の姿が映っていた。

わたしが子どもの頃、
初めてアン王女を知ったのは
アン王女が中年に差し掛かる頃だったはずだ。

一方、私の母はアン王女と近い年代である。

アン王女のお姿を久しぶりにテレビで見て、
母はがっかりしていた。

母は言った。

「アン王女、昔はとても素敵だったのに、今はまるでエリザベス女王の年の離れた妹みたい」

と。

確かに、若かりし頃のアン王女はとても素敵だ。

エリザベス女王は、
22歳で長男・チャールズ現国王を、
24歳で長女・アン王女を出産された。

だから、
子どもたちが高齢になってからはまるで、
チャールズ現国王やアン王女が
年の離れた弟や妹のように見えても致し方ない。

チャールズ現国王のように、
皇太子時代からずっと表舞台に立っている方ならば、
普段からよくお目にかかるため、
時間の経過とともに容姿が変化しても違和感がない。

けれどもアン王女は、
結婚後、ここ日本では、
それほど大きく取り上げられなかった。

アン王女の若かりし頃のお姿が強く印象が残っている母は
約50年ぶりにアン王女のお姿を拝見して
その変わりように驚いたのだった。

同じように、
母は最近、三笠宮甯子（やすこ）さまの最近のお姿を拝見して
驚いていた。

アン王女と同様、
三笠宮甯子さまについても、
母の記憶は甯子さまがご結婚した頃のまま止まっている。

母の記憶は、
三笠宮甯子さまが、いまの佳子さまくらいの年齢のお姿のまま、
止まっているのだ。

「甯子さまは本当にお綺麗で素敵な方だった」

母はそう話す。

確かに、若かりし頃の三笠宮甯子さまは素敵だ。

三笠宮甯子さまの若い頃のお姿は、
きょうだいである故・高円宮さまによく似ている。

もちろん今の三笠宮甯子さまも、
グレイヘアが素敵で上品な方だ。

アン王女も三笠宮甯子さまも、
結婚後、表舞台に出る機会は少なくなった。

だからこそ、
久しぶりにお姿を拝見すると驚いてしまう。

勝手に驚いて、ご本人には大変申し訳ないけれど。

今のイギリス皇室ではキャサリン妃が注目の的だが、
昔は、アン王女という、美貌を誇る生粋のお嬢様がいらしたのだ。

そして、今の日本の皇室では佳子さまが注目の的だが、
昔は、三笠宮甯子さまという、美貌を誇る生粋のお嬢様がいらしたのだ。