(徹子の部屋・視聴録)2022年10月10日(月)美輪明宏
徹子の部屋・2022年10月10日(月)のゲストは美輪明宏(以下、登場人物はすべて敬称略)。
今回の出演で美輪明宏は本当に様々なことを話してくれた。
美輪明宏・最近の生活
ゲストである美輪明宏は日々、ラジオ体操などで体を動かすようにしているそうだ。
そして、庭の植物に話しかけることを日課としていると美輪明宏は話す。
番組では、たくさんの木が生い茂る自宅庭の写真が写し出された。
レモンは1度に100個も実をつけたと美輪明宏は嬉しそうに語っていた。
美輪明宏・生い立ち
美輪明宏は水商売の家に生まれ、
学校の先生などの地位がある人がたくさん、
お客として家業の店を訪れたそうだ。
地位がある人であっても、
酔うと正体を現わし、
女中さんの着物の下に手や顔を突っ込む姿を美輪明宏は小さい頃から見てきた。
そんな体験から「人間は肩書でない。心の純粋さが大切」だと悟ったと、
美輪明宏は語る。
女性の格好をしていて石を投げられたりしたけれど、
なにくそと思って負けなかった。
渥美清との思い出
渥美清という人は黒柳徹子とも親交があったそうだ。
「渥美清は良い人だった」と美輪明宏は語る。
渥美清を美輪のお芝居に招待したら、
わざわざお金を払って見に来てくれたそうだ。
瀬戸内寂聴との思い出
瀬戸内寂聴といっしょにいると、いろいろなことが起きたと美輪明宏は語る。
詳しくは、美輪明宏と瀬戸内寂聴との共著があるので、
そちらを参考にしてほしいとのこと。
美輪明宏の自宅に瀬戸内寂聴を一度招いたことがあるそうだ。
何十年か後にそのことについて瀬戸内寂聴に話したとき、
美輪の自宅の家の配置(壁紙、テーブル、ピアノ、絵画の位置など)
を瀬戸内寂聴が全部詳しく覚えていたことに驚いたそうだ。
「作家というのは恐ろしい目をしている」と美輪明宏は話していた。
いくつかの格言
美輪明宏は今回、いくつかの格言を話してくれた。
・人間関係は腹六分目
・君子の交わりは淡きこと水のごとし(荘子)
・見えるものを見ず。見えないものを見よ。
・苦しくてつらいときは変顔をしてみましょう。
自らの人生を振り返ってみて
美輪明宏は自らの人生について黒柳徹子に聞かれ、
・楽しかった
・良い人生だった
と話していた。
晩年になって人生を振り返って、良い人生だったと思えるならば何よりのことだ。
かくありたいものだ。