5歳:はじめての親友
次男のクラスメートが引っ越してからしばらく経つ。
引越していったクラスメートは次男にはじめてできた「親友」だった。
お友だちはたくさんいるけれども、いつもいっしょに居たいと思うような親友は少ない。
いつもいっしょに居たいと思う親友ができたのに、残念なことに、次男の親友は引っ越していった。
親友の名前を「はるきくん(仮名)」としよう。
はるきくんが引っ越していった後も次男は淡々としていた。
そんな次男を見ていて私自身、小1の1学期、小学校に入学してはじめて仲良くなった友だちが引っ越してしまい、とても悲しかったことを思い出した。
小さい頃の悲しい気持ちはいつまでも尾をひくものだ。
ばいばい
先日、部屋を掃除をしていたら、スーパーで頒布されている1か月ごとのカレンダーが出てきた。
出てきたのは、はるきくんが引っ越した月のカレンダーだった。
はるきくんが引っ越した月、はるきくんは引越しの準備のためか、登園する日と登園しない日があった。
はるきくんが登園した日には何も書かれていないけれども、はるきくんがお休みだった日には、カレンダーに次男の字で「はるきくん やすみ」と書いてある。
はるきくんが登園してはるきくんに会える日を毎日、待ちわびていたのだろう。
そして、カレンダーのはるきくんが引っ越した日のところには、次男の字で「はるきくん ばいばい」と書いてあった。
カレンダーに書くことで、次男は親友に会えなくて寂しい気持ちを整理していたのかもしれない。
そんな次男も来春は小学校に入学する。
小学生になってからも次男にとって良い出会いがあるといいなと思う。