誕生祝:大きな写真立てはあとで困る

父の遺品を整理していて困ったのが「大きな写真立て」だ。

孫たちの誕生祝として、わたしのきょうだいが両親に送った大きな写真立てが実家にはいくつもある。

最近はオーダーメイドで赤ちゃんの手形や足形が入った誕生祝の写真立てもある。

凝ったデザインの写真立ても人気だ。

赤ちゃんが生まれるとつい嬉しくて、凝った飾りがついた大きな写真立てを注文したくなるものもよく分かる。

ただ、孫の誕生祝の写真立てを飾ってくれる祖父母が亡くなったあとは、甥や姪の赤ちゃんの頃に作った大きな写真立ての置き場に困る。実家じまいをする場合はなおさらだ。

今は祖母である母が存命しているからいい。

でも、いざ実家じまいをすることになったとき、赤ちゃんの頃の甥や姪の写真が入った凝った形状の大きな写真立てをどうしたらよいか、きっと判断に迷うだろう。そこでこの件について今のうちに母と相談してみた。

母と話し合った結果、甥と姪の誕生祝にもらった大きな写真立ては、写真の被写体である甥や姪に渡すのがいいんじゃないか、という結論になった。

つまり、甥や姪の誕生祝として作った大きな写真立ては、甥や姪が結婚するときに甥や姪に持っていってもらうつもりだ。

我が家の子どもたちの写真を差し置いて、甥や姪のバカでかい誕生祝の写真立てを飾るのもおかしな感じがする。写真立てがもっと小さければ、甥や姪の写真立てを私が引き取って我が家で飾っても良いのだけれど。

誕生祝の写真立ては手軽な小型のサイズにしたほうが、誕生祝をもらった側の人が長く飾ってくれるかもしれない。