芸能界はジャニー喜多川を養護する声ばかり

ジャニー喜多川氏による未成年への性被害を告発する声が次々と上がっている。

音楽家・服部良一氏の次男・服部吉次氏とその友人が、ジャニー喜多川氏による70年以上前の性被害を明らかにした。

次のNHK朝の連続テレビドラマ(朝ドラ)が『ブギウギ』で(笠置シズ子の生涯)、そのドラマに服部良一氏が登場人物として出てくるため、番組の宣伝ではないかと訝しむ声もある。

ただ告発した服部吉次氏らは80歳近い高齢であるし、友人とされる方も長年米国でビジネスをしていた社会的地位がある人だとお見受けする。

性的虐待の加害者だったことが明るみに出れば即座に社会的地位を失うのが米国では当たり前だから、米国に長年住んでいた方からすると、日本社会が異常に映るのだろう。

社会的地位がある高齢者が敢えて性被害の公表に踏み切ったことは重みがあることだと思う。

一方で、芸能界からはジャニー喜多川氏の功績をたたえる声ばかり上がる。

ジャニー喜多川氏は日本のショービジネスに大いなる貢献をしたことは間違いなく、そのこと自体は素晴らしいと思うが、服部氏が言うように、それと性被害は別の話だろう。

この件も旧統一教会の件と同様、うやむやにして終わらせたいのだろうか。