総合型選抜の増加:中学受験する意味はあるのか

今日は、美容院でタブレットで週刊誌を読んでいた。

タブレットに週刊ダイヤモンドに大学の特集が載っていたので読んでみた。

週刊ダイヤモンドの記事を読むと、塾業界の人が『大学入試が昔より簡単になっていて、昔の基準で日東駒専の学力がある生徒は、今だと早慶に合格することもある。』と書いている。結構ビックリするような記事が載っていた。

これが本当ならば「これからの時代、お金をかけて中学受験する必要があるのか?」と正直に思う。

総合型選抜で合格する手があるならば、中学受験に使う時間を子どもが興味を持っていることに使ったほうがいいんじゃないかと思った。

 

総合型選抜の増加

記事によると「今は総合型選抜による合格が増えている」そうだ。

最上位大学では一般入試よりも総合型選抜のほうが難関。対照的に、中下位の大学では総合型選抜で生徒を確保しようと躍起になっているらしい。

具体的に言うと、最上位大学では、総合型選抜で一芸に秀でた天才型の生徒を集めようと躍起になっているが、中下位の大学では定員割れを免れるため、できるだけ早い段階(総合型選抜)で生徒を確保したい、そうだ。

 

大学入試制度は複雑化している

総合型選抜は、学校推薦のような「合格=必ず入学しなければならない」みたいな縛りがない大学も多く、場合によっては一般受験のように何校も受験することができる。

大学入試の制度はどんどん複雑になっているのだ。

どうりで、総合型選抜用の専門塾が増えているわけだ。

記事には『総合型選抜が全校「不合格」だったら一般入試を受ける道もある』みたいなことが書かれていた。

ただ、もし『指定校推薦がとれない』→『総合型選抜も全校不合格』→『一般入試を受験』だったら、ずっとずっと勉強することになる

こんなふうに、指定校推薦→総合型選抜→一般入試とずっと受験漬けになるならば、受験機関の丸儲けである。

大学入試の選抜方法の多様化は、生徒の負担軽減になっているのだろうか。

総合型選抜による入試が増えるのは歓迎だが、受験に追われて「自分が興味があることを勉強をする」という本筋からどんどん遠くなるのは本末転倒だ。