誰が病児の世話をしてくれるのか
小1の次男が発熱した。
次男が発熱したのは、小学校に入学して何回目だろうか。
コロナ禍で幼稚園時代は3年間ずっとマスクを常用していた。
そのせいか、今の小1のこどもたちは、本来なら園で経験する「感染症のシャワー」を、小学校入学後の今になって経験している。
今回、次男の熱はすぐに下がり、次男は普通に食事をとれるようになったので、ようやく3日ぶりにお風呂に入れた。
小学生は乳幼児と違って、風邪をひいても熱がすぐに下がる点はありがたい。
こどもが発熱すると、母親はお風呂にすら入る時間がなくなる。
熱があるこどもは眠りが浅く、夜中に頻繁に目を覚ます。
次男は夜中に目を覚ますたびに不安になり、母親が横に居て添い寝しているか確認する。
誰だって体調が悪いときは不安になるから、発熱したこどもが不安になるのは当然だ。
次男がしっかり寝たことを見計らって、こどもが寝ている間にパソコンで仕事をする。
こどもが発熱すると一日中、母親は気が休まることがない。
誰が代わりに病児の世話をしてくれるのか
ネットを見ていたら、市区町村の元議員の女性が、病気の孫を預かった話を載せていた。
娘夫婦は仕事で休めないため、娘夫婦の代わりに、祖母であるその女性が病気の孫の世話をしていたそうだ。
その女性は、
「病気の子どもを預かる制度があればいいのに」
と述べる。
でも、病気のこどもの面倒をみてもらえる制度なんて、どう考えても無理!
たとえば、病児保育専門の看護師(保育士)を自宅に派遣する制度を作っても、病児を保育した人を介して感染症が広がるリスクがある。
感染症拡散のリスクを考えると、結局、病児の世話は身内に頼らなければならない現実がある。
身内がそばに住んでいなければ、こどもの両親が看病せざるを得ない。
こどもが病気からなかなか回復しない場合、地方に住む祖父母を自宅に呼び寄せて世話をしてもらったという話もよく聞く。
とにかく国全体で、子持ち女性も働け働けという方向を推し進めているけれども、こどもが小学生くらいまでは、病気のときは自宅で安心して休める環境に置いてあげたいと私は思う。
だから今は働く時間をセーブしている。
それと引き換えの貧乏生活を今は耐え忍んでいるのだ。