7歳:新学期のクラス替え
4月。
新学期が始まった。
今年、小2に進級した次男もクラス替えがあった。
昔は小学校では2年ごとにクラス替えをするのが主流だったけれども、最近は毎年クラス替えする小学校がほとんどだ。
毎年クラス替えしないと、先生もこどもたちも「もたない」のだ。
昨年(小1)の1年間、担任の先生との相性が良くなかった次男は、新しい担任の先生にご満悦だ。
毎年、始業式から帰ってきたこどもたちの顔つきを見るだけで、その年1年、学校生活を安泰に送れるどうかが分かる。
小1の担任の先生:慎重に選んでほしい
小学校1年生は、これから長い学校生活を送るうえで最も大事な学年だ。
小学校1年生のときに学校関係でつらい思いをすると、その思いをずっと引きずることになる。
小学校1年生というのは、言葉で自分の思いをうまく伝えることができない。
だから、圧が強い教師が小1の担任になると、こどもたちを追い詰めてしまうことがある。
次男もわたしもその経験者だ。
その結果、先生そのものだけでなく学校それ自体を否定的な目で見るようになる。
わたしが良い見本だ。
そして、学校システム自体を批判的に見る姿勢が、親から子へ、子から孫へと伝搬してしまう。
だからこそ、小1の担任になる先生は慎重に選んでほしい。
自我が育っていない小学校低学年のクラスに高圧的な先生を担任につけるのはやめてほしい。
高圧的な先生の指導内容がすべて悪いわけじゃないのよね。
良いところもたくさんあるんだけれど、「圧の強さ」それだけが良さを吹き飛ばしてしまうのだ。
学級担任制を廃止してほしい
毎年毎年、どの先生が担任になるかで親が一喜一憂するのは本当に疲れる。
指導力が高い先生が担任になったときはいいけれども、そういうケースばかりじゃない。
学級担任制は廃止したほうがいいと思う。
良くない先生が担任になったどこかのクラスが「犠牲者」になる仕組み、もう、やめてほしい。
「学級担任制」は必須でないのだ。
小学校では、こども35人に対して先生が1人配置されていればいいわけで、学級担任制は必須ではない。
とはいえ、学級担任制の廃止は指導力が高い先生からの反発が大きいのは当然だ。
「いままで学級担任制(学級王国)でうまくやってきたのに、なぜ、学級担任制を廃止するのか」という声が先生方から出るに決まっている。
でも「自分が担当するクラス・学年だけが上手く回っていれば良い」という考えは捨ててほしい。
子どもたちが通う学校を見ていると、学級崩壊したクラスは次年度、指導力のある先生が担任になっている。
学級が崩壊しては建て直し、崩壊しては建て直し…を繰り返すのは、ただでさえ人手不足なのに、労力の無駄だ。
すべてのクラスで一斉に「学級担任制廃止」にしなくてもいいから、どこかの学年だけ、試験的に学級担任制廃止して学年グループ制にしてみてもいいんじゃない?