産後の便秘
ふだんはお腹がゆるいタイプでも便秘症でもない私。
2度の妊娠中はふだんよりも快腸快便の毎日を過ごせた。
2度の妊娠生活ではわりと規則正しい生活を心がけていたせいかもしれない。
けれども、長男出産後・次男出産後のどちらも、産後まもなくひどい便秘になった。
なんといっても、病院から退院した後の最初の排便がかなり、つらかった。
便秘の原因は、体が「母乳を出すこと」を優先するせいで、水分が優先的に母乳に回るせいだろう。
それだけではなく、母乳を出さなければいけないというストレス・数時間おきに授乳で起こされるストレス等で緊張して腸の動きが悪くなるせいもあるだろう。
いま思えば、あらかじめ病院で、母乳に影響が少ない便秘薬を処方してもらえば良かったのだろう。
けれども産後2週間頃までは出歩くのも億劫だし、頻回授乳で毎日眠いし、便秘薬程度で病院に行くのもちょっと…と思っていたら、気がつけば退院してから1週間便通がなかった。
長男出産後
長男の出産は自然分娩だったので、産後しばらくは局部に痛みを感じた。
そのせいで産後しばらくの間は排便時に強くいきむのがこわかった。
長男出産後に入院していたときから便秘だった。
退院する際、入院していた病院から便秘薬(母乳への影響が少ない、効き目がマイルドなもの)をもらった。
けれども、マイルドな薬では便秘は解消されなかった。
結果、退院してから1週間以上便通がなかった。
退院して1週間以上が経過して、久しぶりに排便感がこみあげてきた。
けれども恥ずかしいことに、便がずっと出ていなかったため便が大きくなりすぎたのだ。
お腹に激痛が走った。
あまりの痛みに本気で救急車を呼ぼうと思った。
だけど便秘で救急車を呼んだら、救急車の中で救急隊に囲まれて排便する可能性だってある。
それはかなり恥ずかしいことだ。
それに、便が出たらそれでおしまいだ。
便秘なんかで救急車を呼ぶのはちょっと申し訳ないと思い、救急車を呼ぶのは止めた。
そこで、当時は自宅近くに住んでいた母親に「薬局で浣腸を買って大至急、私の家に持って来きてほしい」と電話で頼んだ。
母親が到着し、母親から渡された浣腸を使うと便が柔らかくなって(汚い話ですみません)、無事排便ができて事なきを得た。
次男出産後
ところが次男を出産する頃には、長男出産後にひどい便秘になったことをすっかり忘れてしまっていた。
結局、次男出産して退院したのちに、長男出産後と同じようにひどい便秘になってしまった。
今思えば、長男出産後、数日間便通がなかった段階で浣腸をしておけばよかったのだ。
けれども油断して放置していたら、やっぱりひどい便秘になってしまった。
突然、排便感がこみあげてくるとともに、またもやひどい腹痛になり、トイレでのたうち回っていた。
そんな私を夫と長男は白い目で見ていた。
不幸中の幸いとして、次男が便秘になったときに使うための浣腸を事前に購入しておいたのが功を奏した。
浣腸を数本使ってやっと排便できた。
まとめ
というわけで、産後はひどい便秘になる人が多い。
私は2回の出産のあと2回ともひどい便秘になってしまった。
「備えあれば憂いなし」だ。
万が一、産後にひどい便秘になった場合に備えて、出産前に浣腸を用意しておくとよい。