卒園式というもの
年長さんの保護者は、もうそろそろ卒園式の準備が本格化する頃だろうか。
たいていの幼稚園は、保育園に比べて卒園準備に気合がはいっている。
次男が通う幼稚園でも「卒園対策委員」という係を設けている。
「卒園準備をやってみたい」・「卒園式を園と作り上げる楽しみを味わいたい」という保護者は保育園よりも幼稚園がおすすめだ。
保育園での卒園式
そういえば保育園に通っていた長男も卒園式に出たことを思い出す。
私にとって長男の卒園式は「そういえば卒園式ってあったかしら」と思う程度の思い出だ。
保育園の場合、親による卒園準備はあまり大変ではない園が多い。
長男が通った保育園では卒業アルバムは保護者が共同で作った。
けれども、卒園アルバム作成のお膳立ては保育園の先生がして、保護者は決められた箇所だけ作ればよかった。
卒園式に関する諸々のことはほとんど保育園の先生が準備してくれた。
それでも長男が通う保育園の卒園式では半数以上の保護者が感極まって泣いていた。
私は卒園式に淡々と参加していた。
長い人は6年間も通う保育園という場所は親にとって子どもの成長を祝う門出なのだろう。
子どもの立場からみると
ところが、子どもの立場からすると卒園式のことをまったく覚えていない子どもは多い。
長男は卒園式のことはまったく覚えていないそうだ。
私も保育園児だった。
私も自分が通った保育園の卒園式のことをまったく思い出せない。
卒園式があったことすら思い出せない。
もしかしたら大多数の子ども(昔、子どもだった大人を含めて)は卒園式を覚えていないかもしれない。
そうならば、幼稚園・保育園の卒園式というのはやっぱり親のために存在するのだろう。