職場に搾乳室
2019/7/4放送のNHK朝のニュース番組(おはよう日本)の特集は「授乳中に復職」だった。
この番組の内容を要約すると、
「授乳中に復職する女性が増えている。0歳児を保育園に預けて復職する人が増えてきている。授乳中に復職した女性をサポートするため、職場に搾乳室を設置する企業も出てきている」
とのことだ。
授乳中に復職する理由
この番組では授乳中に復職する理由として、
・人手不足の為、できるだけ早く復職して欲しいという要望が職場にある
・経済的に不安
・高齢出産で責任あるポジションに就いているため、産後のブランクを短くしたい
が挙げられていた。
おやおや、都市部でよくある理由が抜けている。
都市部でよくある、授乳中に復職する理由
都市部でよくある、授乳中に復職する理由というのは、
・0歳児から預けないと保育園に入りにくい
だ。
ご存知の方が多いと思うが念のために説明すると…。
子どもが1歳児・2歳児になるまで育休をとってから保育園に預けようとしても、0歳児からの持ち上がりの園児で1歳児・2歳児の枠はすでに埋まっていて保育園に入れないことが多い。
それをおそれて都市部では0歳児から保育園に預ける親が多いのだ。
産後すぐの復職:身体の負担は大きい
我が家の場合
我が家も長男を0歳児から保育園に預けた。
当時は職場と自宅が近かったので、長男が0歳児の頃はお昼休みにいったん自宅に帰って搾乳していた。
搾乳した母乳は冷凍して保育園に毎日持参した。
だから職場に搾乳室があると助かるのは痛いほどわかる。
番組で取り上げられていたように「乳飲み子を持つ母親の職場復帰を支援しましょう」という理由で職場に搾乳室があると確かに便利だ。
体への負担
でも本当は、産後1年くらいは職場復帰せずに休んだほうが体には良いと今になって思う。
妊娠出産のために使われた貯蔵鉄が元のレベルに戻るのに産後1年くらいかかるみたいだ。
20代で産めば産後すぐに復職しても体力で乗り切れるかもしれない。
けれども、産後すぐの復職は高齢ママにはキツイ。
日本には育休制度という素晴らしい制度がある。
産後1年経てば、体力がかなり戻るのを実感した。
産後2年休めば、体はだいぶ休まった。
もし育休制度を使わずに職場復帰せざるを得ないならば、時短とか在宅勤務とか、仕事をセーブする方策をとることをおススメする。
復職しても授乳を続けたほうがよい理由
個人的には、復職しても授乳は続けたほうが良いと思う。
復職しても授乳を続けたほうが良いと私が思う理由は、
・保育園に通っていると子どもが感染症をもらってくるけれど、授乳していると子どもの回復は早い。
・子どもが熱が出て食事が食べられなくても、おっぱいを飲ませておけば水分補給&食事になるから楽。
・母と子のスキンシップ。
だ。
やっぱり、もったいないぞ
ただ、今となっては長男を0歳児から保育園に預けなくても良かったと思う。
当時は0歳児で復職せざるを得ない状況だったので長男を0歳児クラスから保育園に預けて復職した。
でも今思えば、たとえ0歳児の時点で復職するにしても、保育園に預ける以外にやり方があったよなあ(ベビーシッターの活用とか)と思う。
なぜなら、0歳児を預けるなんて、やっぱり、もったいないから。
仮に高齢出産で次のお子さんの予定はない可能性が高いならば、一度きりの育児で0歳児をほかの人に預けるなんて本当にもったいない!。
育児がつらくて仕方がないという人には強要しない。
けれども、半年でも1年でも2年でもいい、人生、育児にどっぷり浸かってみるのもいい。
我が子の成長を見ているほうが仕事よりもずっと面白い。
どんな仕事だって代わりがいるものだ。親の代わりはいないけれど。
我が家の長男なんて、すっかり大きくなってしまった。
小さい頃なんてあっという間に過ぎて行くから。
0歳児1歳児の頃を大切に。