業者の幼稚園バザー物色
秋。
秋といえば、幼稚園や保育園では、秋にバザーを開催するところが多いようだ。
幼稚園や保育園に子どもを通わせている保護者からは「バザーのお手伝いが大変で…」という話もよく聞く。
園バザーの定番
幼稚園や保育園のバザーでは、
・保護者が作ったお菓子を売る
・遊休品(子供服やおもちゃ)を売る
ことが多い。
毎回、美味しい手作りお菓子や素敵な手作り小物がバザーで販売されることで有名な幼稚園もある。
業者がバザー出品を漁っていた!
最近、とある幼稚園のバザーに行ったところ、業者とおぼしき2人組の男女を目撃した。
業者とおぼしき2人組の男女はバザー会場に一番に乗り込んできた。
そして、わりと高そうなおもちゃ(外国製)のところに一目散に駆け寄った。
彼らは役割分担していた。
男性が出品されているおもちゃを物色し、女性がそのおもちゃの値段をスマホで検索していた。
彼らの行動は、以前我が家で依頼した中古品の買い取り業者と同じだった。
だから、この2人組の男女の行動を見て業者だ!とすぐにピンときた。
業者はバザーにいち早く乗り込み、高く売れそうなおもちゃだけをかっさらって去っていく。
バザーの趣旨に反する行為
幼稚園のバザーに出品される物品の多くは幼稚園の保護者から提供されたものだ。
バザーを出品した保護者は日頃お世話になっている幼稚園の助けになればと、善意で物品を提供したはずである。
バザーを介してどこかの親が安い値段でおもちゃを購入できれば、その家の家計は助かるだろうし、その家の子どもがそのおもちゃで遊べて楽しめる。
主催者である幼稚園や保育園は本来、こういう助け合いの精神に基づいてバザーを開催しているはずだ。
けれども、バザーで出品された高く売れそうなおもちゃを業者が買ってしまえば、業者が儲かるだけだ。
最近ではメルカリ等の普及で、良い中古品がリサイクル業者の手に入りにくくなっていると聞く。
だから幼稚園や保育園のバザーに業者が出没するようになっているのだろうか。
現状、幼稚園や保育園のバザーは誰でも入場可能なところが多い。
だから業者を排除することは難しい。
けれども、こういった園のバザーで業者が良品を買い漁ることが常態化しているならば、保護者が良い品を手に入れることができるよう「バザーで物品を購入できるのは事前に登録した保護者だけ」に限定しても良いと思う。
我が家は毎年、近所の保育園に子ども服やおもちゃをバザーに出品する物品として提供している。
バザーのメリットを一般の保護者が享受できるよう、各家庭から提供された物品が業者を経ずに、別の家庭に直接渡るような仕組みをバザー主催者が作ることを願う。