妊娠出産マニア(その1)
次男の妊娠中、鍼灸院に通ったり、助産院のマタニティヨガのクラスに通ったりしていた。
次男を出産した後は産後ケアのクラスに参加していた。
そんな中で、いわば「妊娠マニア」とか「出産マニア」と言ったらいいだろうか。
「妊娠することそれ自体」そして「出産することそれ自体」が好きな人が世の中にはたくさんいることを知った。
助産院でのお産
助産院で出産する人の中には、4人目・5人目を出産するという方が結構いらっしゃる。
助産院で出産する人の中にはリピーターさんというような方々がいる。
4人も5人も助産院で出産している人がいるのだ。
お子さんを4人5人と産んでいらっしゃるご本人に直接確認したことはない。
けれども、4人5人と出産したのは子どもが好き!という方ももちろんいるだろう。
けれどもそれだけでない。
お腹に赤ちゃんがいること自体が好き・出産それ自体が好きな人が多いのではないかと思う。
また次の子を産みたくなるようなお産こそ、真の少子化対策になるような気がする。
もう一度妊娠できるとしたら
妊娠期間中、お腹に赤ちゃんがいるのが楽しくて仕方がなかった。
もちろん妊娠初期のつわりの時期はつらいだろう。
けれども、つわりの時期が終わり安定期に入った後は体調は万全とまではいわないけれど、妊婦生活が楽しくなる。
切迫早産などのトラブルがなかったからこそ妊娠を楽しめたという理由もあるだろう。
ヒトの中にヒトが居るということ
なにしろ、お腹の中に別の人間がいるのだ。
胎児はある程度大きくなってくると、外の様子を伺うように動く。
お腹に手を当てると、そちらのほうに動く。
それに、妊娠経過とともに身体がどんどん変化するのが本当に面白い。
出産が近づくと、出産に備えて股関節がゆるくなるし、産後に備えるかのようにおっぱいが出てくる。
仕事をしない妊娠期間を送ってみたい
私はアラフィフなので、次の妊娠の可能性はほぼない。
けれども、仮にもう一度妊娠できるとしたら、仕事をしない妊娠期間を送ってみたいと思う。
ああ、また妊娠してみたい。
休みたいときに休み、元気な時は積極的に動ける自由な妊娠期間を送ってみたい。
お腹の赤ちゃんと一緒にいること時間を楽しめる妊娠期間を送りたい。
妊娠期間中は確かに女性ホルモンに翻弄される。
けれども、受精卵が自ら成長しようと、体内の女性ホルモンの分泌をぐっと高めるようにがんばっているのを感じると、つらいつわりも乗り越えられる。
私の場合、長男次男ともに仕事をしながらの妊娠期間だった。
幸い、長男次男ともに無事に産休までたどり着くことができた。
けれども、体調に気を遣いながら、仕事をうまい具合に制御しながら妊娠期間を送ると真にリラックスできない。
仕事をしていると、妊娠期間中ストレスを溜めないように気を遣うことで逆にストレスが溜まる。
いや、仕事をしている女性だけでない。
まだ自分をコントロールできない未就園児を育児する妊婦さんを見ると本当に尊敬する。
未就園児がそばにいると気が休まらないから。本当に大変だと思う。
自宅で上のお子さんを見ている妊婦さんは、児童館とかで事情を話して、職員さんに上のお子さんと遊んでもらって一息ついてほしい。
忙しい妊婦さんたちが、1日の中でほんの少しでもいいからリラックスできる時間が持てるとよいなあと思う。
そして、妊婦さんたちが妊娠期間を少しでも楽しめるようになることを願っている。