ピアノを習う子どもは減っているのか

わたしがこどもの頃、つまり70年代はピアノを習っている子どもがたくさんいた。

ところが最近は、ピアノを習っている子どもの数は以前と比べて減っているようだ。

長男の周りを見ていても「一部の家庭のお子さんだけがピアノを習っている」という印象だ。

 

習い事アンケート調査

子育て世代に聞いた最近の習い事アンケート調査では、ピアノ・エレクトーンを習っている子どもの割合は、

29%(2017年)⇒  23%(2018年)⇒ 19%(2019年)⇒ 21%(2020年)⇒ 10%(2021年)

というように減少傾向だ(出典: ピアノを習う子は減っている? 今、最も人気が高い習い事は【子どもの習い事に関するアンケート】

ピアノを習う場合、家庭で毎日、継続してピアノを練習しなければならない

特に幼児や小学校低学年までの小さい頃は、親が家庭でのピアノ練習に付き合わないと子どもはきちんとピアノを練習できないし、親が子どものピアノレッスンに付き添ってどういうレッスンを受けているかを把握する必要がある。

「親の負担が大きいこと」が、習い事としてピアノが敬遠されている理由のひとつだと思う。

だからこそ、家で復習する手間がいらない「水泳」が習い事として人気なのだと思う。

でも「毎日何かを継続する」のは、将来、どんな仕事についても大切だ。それはサラリーマンでも技術者でも職人でも同じだ。

うちの子どもたちには、せっかくピアノを習うならば「毎日コツコツ続けること」の大切さを小さいうちに身体に染み込ませてほしいと思っている。

 

ピアノ教室の生徒数の考察

子どもたちが通っているピアノ教室の発表会を見ていると「レベルが難しくなるにつれ、生徒さんの数が徐々に減っていく」のがわかる。どこのピアノ教室でもそうだろう。

つまり、生徒さんの数からいうと、

①バイエルレベルの生徒さん>②ブルグミュラーレベルの生徒さん>③ソナチネレベルの生徒さん>④ソナタレベルの生徒さん

というように、レベルが難しくなるほど生徒さんの数は減っていく。

年長組~小学校入学前後にピアノレッスンを始める子どもが多い。

年長組である次男の周りではピアノを習い始めた子どもがたくさんいる。

緊張しつつも嬉しそうにピアノを弾いている子たちが長くピアノを続けてほしい-はじめてのピアノ発表会できらびやかな衣装を来て、うれしそうに壇上に登る女の子たちを見ていてそう思った。