人生最初のサタン・ハーフリターンを回想する

土星(Saturn)は約30年かけてホロスコープを一周する。

土星がホロスコープを一周して生誕時の位置を通過することを「サタン・リターン」という。

だとすると、ホロスコープを半周するのに14~15年かかるということだ。

土星がホロスコープを半周して生誕時の位置と180°の位置を通過することを「サタン・ハーフリターン」という。

 

ネイタル土星がディセンダントと合

わたしのネイタル・ホロスコープ上で、土星はディセンダントと「合」だ。

つまり、わたしのネイタル・ホロスコープでは土星は東の地平線付近にある。ネイタル土星がホロスコープを半周して、西の地平線上(アセンダント)に到達したのはわたしが14~15歳の頃だった。

14~15歳といえば「高校受験」の時期である。

わたしの場合、

・トランジットの土星がアセンダントを通過する時期
・人生最初のサタン・ハーフリターンの時期(トランジット土星がネイタル土星と180°の配置をとる時期)

が同時期(14~15歳)だった。

この頃、わたしは高校受験を経験した。

合格を目指して勉強すること・受験に意識を集中すること・受験に向けて心身の状態を調整すること…高校受験を介してわたしは様々なことを経験できた。

規則でがんじがらめの中学校生活から一変して、高校進学後、わたしは開放的な高校生活を満喫することができた。

トランジット土星がアセンダントを通過した後は、いままでの価値観が通じなくなり、新たな次の時代に向けて新たな修行を始める時期だといわれている。

トランジット土星がアセンダントを通過した後の約15年間はいわば修行の時期である。わたし自身の人生を振り返るとまさにそうだ。高校入学後から30歳になるまでの約15年間は、わたしにとって手に職をつけるために必要な時間だった。

実は長男もまた、土星の配置がわたしと同じで「ネイタル土星とディセンダントが合」である(ホロスコープは遺伝する?)。

長男もおそらく、わたしと同じく高校受験を経験することになるのだろう。そして、高校進学後はそれまでと環境が一変するだろう。