帝王切開の傷あと(その1)
そういえば、次男の出産のことでまだ書いていなかったことがある。
それは「帝王切開の傷あと」について。
帝王切開の傷あとが完全に消えないと悩む人は案外多いみたいだ。
私も現在のところ、帝王切開の傷あとは完全に消えていない。
今回は帝王切開の傷あとがどう変化したかについてまとめた。
縦切りか横切りか
私は、帝王切開による出産の直後に子宮筋腫を摘出した。
帝王切開のときに子宮筋腫を摘出することはあらかじめ決まっていた。
つまり予定帝王切開だった。
予定帝王切開の場合、手術時間が予め決まっていてゆとりがあることが多い。
だから傷跡がめだたないように「横切り」が多いと聞く。
「横切り」のほうが「縦切り」よりも傷あとが目立ちにくい。
ビキニを着るときを想像すると分かるだろう。
けれども私の場合、帝王切開とともに子宮筋腫を摘出することになっていたので、手術前から「縦切り」と予告されていた。
実際の帝王切開でも「縦切り」だった。
帝王切開の後(入院中)
私は帝王切開した後、しばらくは傷口を直視できなかった。
なぜなら、自分の体にある傷口が気持ち悪かったから。
はじめて傷口を自分の目で見たのは出産から5日後だったろうか。
入院中、帝王切開後にはじめてシャワーをしたときだ。
本当は出産後もっと早くシャワーをしたかった。
けれども、傷口を見るのが怖かったのと、歩いてシャワー室に向かうのがつらかったので、5日間もシャワーを浴びなかった。
はじめて帝王切開の傷あとを見て、思ったよりも傷がひどくなかったのでほっとした。
後悔していること
今さらながら「どうやったら帝王切開の傷あとを自宅で綺麗に治せるか」を入院中に主治医に聞いておけばよかったと後悔している。
どうやら、傷あとを綺麗に治す方法を積極的に教えてくれる主治医もいるらしい。
私の場合、主治医は何も教えてくれなかった。
傷あとを綺麗に治すことに興味がない人だと思われていたのかもしれない。
もっと言えば「どうやったら帝王切開の傷あとを綺麗に治せるか」を自分で調べておけばよかったと後悔している。
帝王切開の傷あとを残したくない人は出産前からいろいろ調べて、出産直後から傷あと対策をいろいろしている。
そういうことをあとで知った。
それに私の場合、母乳育児に関してスパルタの広尾日赤で産んだので、入院中は次男が飲む母乳の量をどうやって増やすかばかりに意識が集中していた。
どうやったら傷あとを綺麗にできるかなんて考えるヒマがなかった。
出産から半年たってから
出産後は月日が慌ただしく過ぎ、出産から半年は帝王切開の傷あとについて何もケアしていなかった。
その結果、傷あとの下のほうがケロイド化してしまった。
ケロイド部分を少しでも小さくするために、今さらとは思ったけれど、某社のキ〇パワーパッドをケロイド部分に貼り付けてみた。
このパッドをときたま交換しながら1年半ほど貼り続けてみた。
その結果、ケロイド部分は1.5cmだけになり、残りの部分は綺麗な傷あとになった。
今の状態
2020年3月現在、帝王切開から3年以上が経つ。
帝王切開の傷あとは下端が1.5cmほどケロイド化しているものの、ほぼ綺麗になった。
今よくよく見てみると、切開した長さ=傷あとの長さは10cmあるかないかだ。
帝王切開で切開する部分の長さは担当医によって違うのだろうか。
主治医は10cmにも満たない長さを切開するだけで、次男と子宮筋腫をうまく取り出せたなあと今になって思う。
でもよくよく考えたら、手術時は臨月でお腹の皮膚が伸びているから、10cmよりも長く切開しているのだろう。
帝王切開のとき、手術開始からたった5分で主治医は私のお腹を切開して、切開した部分から次男をするりと引き出した。
その直後に胎盤がするりと出てきたのを覚えている。
まとめ
そんなわけで、予定帝王切開をする人で帝王切開の傷を綺麗に治したい人は「出産前」に、帝王切開の傷あとを綺麗に治す方法をいろいろと調べておくことをおススメする。
それから、帝王切開の傷あとを綺麗に治す方法を入院中に担当医に聞いてみるのがよいと思う。