9月入学になったら
新型コロナウイルスの流行で全国の学校で休校が相次いでいて「9月入学へ移行する」という案が浮上している。
数年後、次男が小学校に入学するときに9月入学に正式に移行するかと思うと心配になる。
受験生には迷惑
確かに、今年受験生の学年(小6、中3、高3)では休校による勉強の遅れが心配な人が多いだろう。
来冬は新型コロナウイルスがまだ流行している可能性が高い。
来冬もまだ新型コロナウイルスが流行していたら、まともな入試はできない。
新型コロナウイルスが流行して、入試直前に急遽入試が中止になれば大混乱になるだろう。
幼稚園で3年半過ごすこと
3年以内に9月入学への移行が決定した場合、次男は3年半も幼稚園に通うことになる。
正直な話、次男には予定通り4月入学で小学校に入学してほしい。
今まで通りならば、次男は3年後(2023年)の4月に小学生になる予定だ。
けれども9月入学へ移行した場合、次男の小学校入学は3年後(2023年)の9月になる。
幼稚園で半年間多く過ごした後に小学校に入学するのは正直な話、ちょっともったいない気がしている。
9月生まれから?
低学年のうちは発達の個人差が大きい
9月入学になった場合、今までのように4月生まれからではなく、9月生まれから新学年になるのだろうか。
今すでに学校に通っている子どもたちは、おそらくそのままの学年だろう。
未就学児のうちどこかの学年から9月生まれが新学年になるのだろうか。
そうなると、ある学年だけ最大1年半の年齢の開きがある子どもが同じ学年に在籍することになる。
子どもの成長発達は個人差があるから、1年半の年齢の開きがある子どもを同じ学年として勉強させるのは結構大変だ。
特に低学年のうちは成長発達の個人差が大きい。
受験でのデメリット
9月生まれへの移行調整で子どもの数が増えた学年は、子どもの数が他の学年よりも約1.5倍多くなる。
国がなんらかの調整を積極的にしない限り、人数が増えた学年は将来の受験や就職で倍率が高くなり受験や就職が厳しくなるというデメリットがある。
先生方への負担増
そして、一番大変なのは保育園の先生・幼稚園の先生だ。
最大1年半もの年齢の開きがある子どもたちを就学に合わせて教育するのはかなり大変なことだ。
ただでさえ大変だといわれている保育園の先生にこれ以上の負担をかけるのは酷だ。
いろいろと考えると、やっぱり9月入学には反対だ。