最近の小学校について思うこと

我が家の長男は公立小に通っている。

長男が通っている公立小について「不満がないわけではない」

おおむね「満足」している。

今まで、担任の先生の当たりはずれはあった。

はじめから公立小にそれほど多くを期待していない。

だから、そんなに不満はない。

とはいえ、長男が通う公立小の様子や最近の保育園事情を見ていると、次男をこのまま公立小に通わせて大丈夫か?という気はする。そういうふうに感じている人は少なくないと思う。

今はお金に余裕がない。

でも、お金に余裕があるならば次男を私立小に通わせたほうが良いかどうか悩むかもしれない。

 

若い先生が増えている

長男が公立小に入学する前年に、近所の公立小の学校公開日に見学に行ったことがある。

既にそのとき「若い先生が多いな」という印象を受けた。

それから数年経った。

公立小に在籍する先生は若い人の割合がますます増えている。

年配の先生が定年退職したり転出したりするのに、新しく着任する先生は20代の先生ばかりだ。

特に体力も知力もついて自我が出てきて学級崩壊が起きやすいと言われる高学年を担任できる先生は限られている。

30代後半から40代にかけての働き盛りの男性教師が高学年を担当することが多い。

けれども、その世代の男性教師の割合はそう多くみたいだ。

 

子どもを0~2歳児から保育園に入れることの影響?

次男が生まれた前後から、0~2歳児クラスから保育園に入園する子どもが激増している。

これが次男の小学校生活にどう影響するのか、正直心配だ。

教育関係者の中には、2歳児以下で保育園に入れる親が激増していて、それが小学校などその後の学校生活に何らかの影響が出てくることをかなり心配している人もいる。

次男は幼稚園に入園するまでは家庭で過ごす予定だ。

とはいえ、自分の子どもが幼稚園入園まで家庭で過ごしたところで、周りの子どもたちが小学校入学までに目も手もかけられずに育ったならば、小学校生活になんらかの影響を及ぼすこと必至だろう。

かくいう私も長男を保育園に通わせていた経験がある。

ただ、長男が保育園に通っていた当時の保育園は今と比べればまだ質が保たれていた。

ところが今は、保育士の比率が5割で良い小規模認可・6割で良い認証と、政府の保育園増やせ政策のおかげで保育園の質が徐々に低下している。

「低学年で学級崩壊を起こす子どもはほとんど保育園上がり」という印象を持っている幼稚園出身者の保護者が多いことを後で知った。

残念ながらそれを否定できない。

 

指導時間数の増加

2020年度から小学校で英語教育が始まることもあり、小学校の授業時間数は以前より増加している。

長男を見ていると、小学校の授業時間はもはやギチギチの感がある。

ギチギチの授業日程に加えて、運動会やマラソン大会などの行事が目いっぱい詰め込まれている。

それに、昔は小学校に入学してから給食が始まるまでは、ある程度タイムラグがあったと思う。

けれども、最近は働いている保護者の増加で給食開始を早く望む声も多いらしい。

だから小学校に入学してからすぐ給食が開始する。

昔は毎週土曜日に授業があった。

それが今は原則週休二日制のあおりを受けて、小学校1年生の早い時期から5時間授業が開始する。

本当はもっとゆとりを持った小学校生活を送らせてあげたい。

不景気なこのご時世、そうはいかないのだろうか。

すべての小学生に英語が必要だとは思えない。

小学生は英語よりもまず国語が大切だと思う。

長男の通う公立小でのギチギチした授業日程を見るにつけ、長男は中学受験は回避して、公立小→公立中と進んで無理せず過ごさせてあげるつもりだ。

次男には小学校入学まではゆとりを持った生活を送らせてあげるつもりだ。