職場復帰後も母乳育児を続けてよかった

現在、私は2歳の次男を家庭保育している。

次男とは対照的に、長男は0歳児クラスから保育園に預けた。

長男を保育園に預けて職場復帰した後も私は母乳育児を続けていた。

長男を保育園に預けながら授乳していた頃は遠い昔のように感じる。

当時を改めて振り返ると、職場復帰後も母乳育児を続けていて良かったと私は思っている。

 

長男の卒乳は突然に訪れた

長男が卒乳したのは2歳9か月頃。

長男が卒乳するまでの間、保育園に預けながら授乳を続けていた。

長男はある日突然、自分から「おっぱいもう要らない」と言い出して授乳終了となった。

長男が「おっぱい要らない」と言い出した後も、長男はおっぱいを飲もうとする仕草を何回か見せた。

 

けれども、長男が自分からはっと気づいて「やっぱり要らない」と言って授乳を拒否した。

何がきっかけで長男は授乳を止めようと思ったのだろうか。

今、長男に聞いてみると、長男は何にも覚えていないそうだ。

 

卒乳した後は、長男は憑き物が落ちたようにおっぱいに全く興味を示さなくなった

まるで、おっぱいを飲んでいたことをすっかり忘れてしまったかのように。

 

長男・0歳児クラスでの搾乳の思い出


自宅で搾乳

幸いにも長男が通っていた保育園は、家庭が希望すれば、1歳までは冷凍母乳を持参すれば母乳を飲ませてくれた。

最近は冷凍母乳を持参すれば母乳をあげてくれる保育園が増えた。

 

2,000年頃までは冷凍母乳を認めていない保育園が普通だった。

その後、母乳育児の大切さが少しずつ時間をかけて保育園業界にも浸透していったのだ。

 

そんな訳で、私は長男が1歳になるまで搾乳して冷凍していた。

1日合計400~500ml位の冷凍母乳を持参していたような気がする。

 

長男を出産した頃は私も若かったから、母乳は次男出産の頃よりもたくさん出た(と思う)。

職場復帰してしばらくは、仕事をしていると午前中はおっぱいが結構張ってきた。

 

幸いにも私は職場と家が近かった。

長男が1歳になるまでは、職場の昼休みに自宅に帰って搾乳し直ちに冷凍してから、急いで用意しておいた昼食をほおばり、職場に戻るという生活をしていた。

 

高い冷凍母乳率

そういえば、長男と同じクラスのママ達も私と同じように、搾乳した冷凍母乳を毎朝保育園に持ってきていた。

0歳児クラスのママ全員が冷凍母乳を持ってきていた

そのクラスがたまたま、冷凍母乳率が高かったのかもしれないが。

「皆さん本当に良く頑張って冷凍母乳を持参されますね。尊敬します。」と0歳児クラスの保育士さんが保護者会で話していたのを記憶している。

私のように職場が家から近い人ばかりではない。

だから、他のママ達がどこで・どうやって搾乳しているのか聞いたことはなかった。

職場で搾乳していたのだろうか?

今度会う機会があったら聞いてみようと思う。

 

しょっちゅう体調を崩す0歳児

0歳児クラスの子どもたちは程度の差はあれしょっちゅう体調を崩す。

保育園に入園したばかりの0歳児は特に頻繁に体調を崩す。

仕事と育児とで毎日戦争のように忙しかった。

だから、どこでどうやって搾乳をしているのかを他のママ達に聞く暇もないまま慌ただしく時は過ぎた。

長男はすぐに1歳になり、私の搾乳生活は終わった。

 

搾乳を止めた後の授乳

長男の冷凍母乳のための搾乳が終わった後も、長男への授乳は続けた。

もちろん長男は日中保育園にいる。

長男への授乳は保育園から帰宅した後~翌日保育園に登園する前のみである。

搾乳が終わった後は何日かは日中おっぱいが張ったので、保育園から帰宅してからすぐ長男に授乳させた。

その後だんだんと日中おっぱいが張らなくなっていった。

不思議なことに、日中は授乳しないと、授乳リズムに合わせて夕方~夜中~朝方に母乳が作られるリズムに体が変わっていくのだ。

長男の保育園では1歳を過ぎると授乳は徐々に少なくしていくという方針だった。

長男も1歳を過ぎると保育園での授乳は減っていった。

けれども、その頃から長男は夜泣きをするようになった。

まるで昼間の授乳の代わりに夜中の授乳が始まったかのように。長男の夜泣きは2歳すぎまで続いたと思う。

 

授乳を続けるデメリット

私自身は、授乳を続けるデメリットよりもメリットのほうが大きいと思ったので職場復帰後も授乳を続けた。

けれども、職場復帰後も授乳を続けるデメリットももちろんある。

授乳がすごく負担ならば卒乳するというのもひとつの考え方だと思う。

 

体力的な負担が大きい

授乳は体力を消耗するのは確かだ。

栄養分が母乳にとられてしまうから。

仕事によって体力が消耗するのに、授乳も加わると、人によってはヘロヘロだろう。

卒乳してから私(母親)の唾液の分泌がぐっと増えたことを実感した。

授乳している頃は水分が母乳に回ってしまうので、唾液の分泌が抑えられていたのだろう。

 

母親が深い睡眠が得られない

これは子どもによるけれども、卒乳すると夜までぐっすり寝るようになる子どもは多い。

我が家の長男も授乳していた頃は夜泣きをしたが、卒乳後はそれがなくなった。

長男が卒乳してから、私(母親)自身、なんて深く眠れるのだろう・授乳中は眠りが浅かったのだと実感した。

 

職場復帰後も授乳を続けるメリット


メリットその1:子どもが体調を崩したときに授乳で栄養補給できる

0歳児1歳児で保育園に預けると、とにかくひんぱんに体調を崩す。

特に0歳児の場合は、熱を出すと食べ物を受け付けなくなることが多い。

そんなとき、母乳は水分補給と栄養補給をいっぺんに行えるので頼りになる

とりあえず口に含ませているうちに子どもは眠ることが多い。

特に、ノロウイルスやロタウイルスなどの感染性胃腸炎になった場合は、母乳を飲ませておけば脱水状態は防げるし、何も食べなくても栄養補給ができて、症状が少しずつおさまってくるので本当に助かった。

 

メリットその2:愛着形成

最近は保育園に入園するまでは母乳育児を続けている人も多い。

保育園に入るまでは自分が好きなときにおっぱいを飲むことができたのに、保育園に入園すると、哺乳瓶での授乳になる。

長男は出産直後は混合だったので哺乳瓶での授乳に慣れていて、長男本人も母乳にこだわらない性格だった。

そのせいか、長男は保育園に入園した後も、哺乳瓶への切り替えで保育士さんたちの手を煩わせることはなかった。

長男のように哺乳瓶での授乳に抵抗がない子どもはともかくとして、母乳育児しか経験してこなかった子どもにとっては、保育園入園後におっぱいを飲めないのは相当なストレスだろう。

母乳がきちんと出ていて母親が体力的につらくないのならば、子どものために保育園に入園してからも母乳育児を続けてあげてほしいなあ、と思う。

母と子のスキンシップとして母乳育児を続けてあげてほしいと思う。

 

ノンビリと母乳育児を

ただ、授乳は体力を消耗するのは私もすごく実感している。

上でも書いたが、卒乳すると夜中ぐっすり眠れるし、母乳に血液を奪われなくて済む。

できる範囲(ココ重要!)でノンビリ母乳育児を続ければ良いのだ。