施術家に関する雑感

私は長い間パソコンを使って仕事をしてきた。

いままで20年以上、マッサージ・整体・鍼灸・指圧・タイ古式マッサージ・リンパマッサージ・アロママッサージ・アーユルヴェーダなど、色々なものを試してきた。

 

施術家と一般常識

20年以上の間、色々な治療者・施術家に出会ってきた。

大抵は良い方である。

けれども、施術家の中に一般常識が欠落している人がたまにいる

たとえば、

・予約の日時を変更して欲しい(施術当日ではない)と電話で丁寧にお願いしたのに「予約を変えるなんて、ふざけんじゃねえ~~~!」と電話越しに大声でどなられた。

・2週間先の予約をする際に「自分のプライベートの都合を優先させたいから先のことは分からない」といわれた。

など。

こういう施術家のところには二度と足を運ばない。当たり前だ。

誰かの下で修業を積んだ経験がある施術家は、こんな接客態度には絶対にならないはずだ

一般常識が欠落している施術家はたいてい、他業種(資格業か専門職)に従事していて、学校で施術を習ったあとすぐ開業した人だろう。

 

施術家に対するフィードバック

施術家の中には、施術結果をフィードバックしてくれる人と、フィードバックしてくれない人がいる。

「施術結果をフィードバックする」というのはどういうことかというと…。

たとえば、

「今日は背中の凝りがいつもより強い」とか

「胃の調子が良くない」とか、

施術中に感じたことを患者に伝えることだ。

私の経験だと、施術結果を患者にフィードバックしてくれる施術家と、施術結果を患者にフィードバックしない施術家の割合は8:2くらいだろうか。

施術結果をフィードバックしない施術家には、「施術結果をわざと患者にフィードバックしない人」と、「施術結果を患者にフィードバックできない人=施術時に感じるものがない(つまり鈍感)人」がいる。

施術結果をわざと患者にフィードバックしない人の中にも、経験と腕がある人もいるとは思う。

でも、どういった理由から施術結果を患者にフィードバックしないのだろうか。

いつも謎である。

 

一番嫌なこと

施術を受けるとき私が一番嫌なこと。

それは、施術が終わった後で「次の予約はどうしますか?」と施術家から聞かれることだ。

たとえ次の予約を入れるつもりがあっても、この言葉を聞くとゲンナリする。

予約を入れる気が失せる。

なぜなら、施術に通うことが「義務」になってしまうからだ。

 

個人営業の方

「次の予約はどうしますか?」と聞く施術家は、ひとりで営業している人が多い(もちろん雇われの人もいる)。

ひとりで営業している以上、ひとりで食べていかなければならないから、次の予約を取りたいのは仕方ないことだ。

けれども「次の予約はどうしますか?」と言われて、私と同じ気持ちになる人は結構いるのではないだろうか?

「次の予約はどうしますか?」とお客に聞けば、聞かないよりは予約を3割増やすことはできるだろう。

けれどもその一方で、別の3割のお客(予約の強要に不快感を感じる客)を逃しているはずだ。

人間だれしも、追われれば逃げたくなるものだ

「つい次回の予約を入れてしまう気が弱い客」と、「予約を強要されるのが嫌で通わなくなる客」とで相殺されて、プラスマイナスゼロになるならば、言わぬが花だ。