敏感な子どものための幼稚園選び

繊細な性格の我が家の次男は来春に幼稚園入園を控えている。

今回の記事は「敏感な子どものための幼稚園選び」について取り上げる。

 

次男の敏感なところ

我が家の次男は、右手のマスカケ相(手相)の通り、集中力があるけれど頑固。

そしてちょっと神経質なところがある2歳児だ。

 

次男の敏感なところ-他人の気持ちに敏感

わたしが長男を叱っていると「ママ、怒らない顔をしてくださ~い。」とか「困っていない顔をしてくださ~い。」とか次男からお願いされる。


次男の敏感なところ-人が多い場所が苦手

次男の「人が多い場所が苦手」という傾向は生後2カ月頃から早々に表れていた。

次男は、見知らぬ親子がたくさんいるような場所は好きではない。

たくさん人がいるといっても、レストランのような場所はまったく平気だ。

けれども、産後ケア施設・児童館のイベント・幼稚園のプレ保育など…密閉された空間に親子がわんさかいるような場所が次男は嫌いである。

とはいえ、次男は決して人嫌いではない。

少人数であればきちんと人間関係が作れる。

生後2カ月の頃に写真館で写真を撮ったときは写真館のお姉さんにニコニコの笑顔を向けていた。

信頼関係が確立されていれば、次男はかなりお茶目だ。

次男は新しい環境に緊張する性格ではあるものの、それほど手がかからない子どもだ。

 

大規模園について

人見知りする子どもの幼稚園選びでよく取り上げられるのは「大規模園は大丈夫か?」ということだ。

いろいろな園を見学してみて、敏感な子どもはやっぱり大規模園よりも小規模園のほうが良いと思った。

その理由は「大規模園は子どもへのケアが行き届かない」からではなくて、「新しい環境に慣れるのに時間がかかる子どもにとっては、人間関係をきちんと結べる人が少数いるほうが落ち着くから」だ。

敏感な子どもにとって「百人の友だち」・「百人の先生」よりも「信頼できる1人の友だち」「信頼できる1人の保育者」がいることが大切だと思う。

大規模園は子どもも先生もたくさんいるので、とにかくザワザワしている。

神経質な次男にとって大規模園は落ち着かないように感じた。

 

おおらかな園が減っている気がする

子どもははじめての環境に緊張して泣き出したり、テンションが上がって走り回ったり、考えていることと反対のことを言ったりするものだ。

そんなこと、幼児教育に携わっている方はみんな知っていると思う。

ところが、プレ保育に参加してみて、プレ保育の段階で選抜が始まっているように感じた。

たとえば、プレ保育で名前を呼ばれて手を上げることができるか・返事ができるか・母子分離ができているかをチェックしているようだった。

人手不足の影響だろうか。

手がかかりそうな子をできるだけ事前にチェックしているようにみえた。

保育が手厚いと評判の小規模園でもそんな感じだった。

幼稚園のプレ保育というのは、実際は「集客手段」・「入園者選抜手段」なのだ。

 

やっぱり無難な公立園

公立園ではふつう、英語教育も体育授業もリトミックレッスンも絵画レッスンもやっていない。

けれども、公立園は少人数制で保育者の目が行き届いている。

次男のような敏感な子どもにとって、人生最初の集団生活を送るうえで「目が行き届いている」ことはとても大切だ。

 

色々見学したけれど

今回の幼稚園選びでは、たくさんの幼稚園を見学した。

そんな中で、次男が毎日落ち着いて生活できる幼稚園を選ぶことが一番大切だと思った。

どこかにご縁があるといいなと思う。