園バッグ作りは面倒くさい
次男の幼稚園入園の日が近づいてきた。
残念ながら、今年の幼稚園入園式はコロナウイルス騒ぎのため規模を縮小して行われることになるだろう。
ただ、入園式の前に用意しなければならないものがある。それは幼稚園で使う園バッグ類だ。
保育園・幼稚園の園バッグ作り
幼稚園で使用する園バッグはたいてい、幼稚園ごとに大きさが指定されている。
つまり、指定の大きさ通りの園バッグを作らなければならない。
ミシンを持っている人は、自宅で園バッグが作れるからいい。
けれども、我が家にはミシンがない。
それが問題だ。
ミシンは嫁入り道具だった
そういえば、わたしの母の世代にとってミシンは嫁入り道具のひとつだった。
けれども、今は裁縫を趣味にしている人でない限り、ミシンを持っている人は少ない。
幼稚園で使う園バッグを作るためだけにミシンを買うのはあまりにも不経済だ。
買えばたかだか1個1,000円もしない園バッグを作るために、何万円もするミシンを購入するのは馬鹿らしい。
今のミシンは精密機械
今のミシンは精密機械だからとても賢い。
今の高級ミシンは縫う際に必要な力をミシンが自動で検知し、糸の張り具合を適切に調整して縫ってくれる。
値段が高いミシンほど精密機械としての性能が高いので、失敗なく縫える。
賢い高級ミシンを使ったあとに格安ミシンを使うと、糸がもつれたりきちんと縫えなかったりと扱いずらく、もう気が狂いそうになる。
まさに「安物買いの銭失い」だ。
旧態依然
そういえば、昔から幼稚園・保育園の園バッグ作りに悩む親は多かった。
私の母親もそのひとりだ。
私の母親は働いていたので園バッグを作る時間がなかった。
仕方なく近所の業者にお金を払って園バッグを作ってもらった。
プロが作った園バックはプロ専用のミシンで縫われているので縫製がしっかりとしていて糸がほどけにくく、丈夫で頑丈だった。
わたしはこの「プロが作った素敵な園バック」が結構自慢だった。
長男の保育園入園のとき
長男の保育園入園のときも園バッグ作りをしなければならなかった。
当時、洋裁教室に行ってお金を払ってレンタルのミシンを借りてバッグを作った。
その際に「値段が高いミシンほど失敗しないで縫うことができる」ことを実感した。
旧態依然の園バッグ作りは概して保護者に不評だ。
特に、働いていて忙しい保育園保護者には不評だ。
だから、保護者への園バッグ作り強制は、保育園ではだいぶ少なくなってきたと聞いている。
今回の次男の幼稚園入園のとき
予想していたことだけれど…幼稚園では相変わらず園バッグ作りを保護者に強制する。
園バッグ作りに手間ヒマかけて満足している主婦って、どれくらいいるのだろう?
我が家は経済的に苦しいのでミシンを買うことは到底できない。
ミシンを借りるよりも業者に依頼して園バッグを作ってもらったほうが安上がりだ。
普段から自分でミシンを使って洋服や小物を作るのが好きな人には園バッグ作りは楽しいだろう。
けれども、今は奥様が当たり前のようにミシンを持っている時代ではない。
ミシンを所有している人が昔と比べて格段に少ない今の保護者の状況をもう少し考慮してほしい。
次男の幼稚園バッグは業者に依頼して作ってもらおうかと思っている。