子宮筋腫が飛び出そう
次男の妊娠は子宮筋腫合併妊娠だった。
私は筋腫持ちで、頸部に大きな筋腫があったのだ。
私は次男を帝王切開で出産する際に巨大子宮筋腫を摘出したことは、以前の記事に書いた。
そして、帝王切開時に子宮筋腫を摘出したのにも関わらず、別の筋腫があることが発覚したことを以前の記事に書いた。
今回は、巨大な子宮筋腫をかかえながらの臨月の様子を振り返る。
臨月の子宮筋腫の様子
次男の出産前に5cmだった子宮筋腫は妊娠中に大きくなり、出産時には10cmと巨大化していた。
子宮筋腫を抱えながら臨月はどのように過ごしていたかというと…。
当然、臨月にはお腹は相当大きくなっていて、お腹周りは相当苦しかった。
とはいえ、お腹周りが苦しいだけで、出血やめまいなどのトラブルは何もなかった。
けれども、臨月になって困ったことがあった。
それは「子宮筋腫が膣から飛び出そうになる」こと。
もちろん、子宮筋腫がそのまま飛び出たら大問題だ。
子宮筋腫が飛び出るというよりも「子宮筋腫が下に降りる結果、陰部がボコッと膨らんでしまう」と言うほうが適切な表現かもしれない。
ご承知の通り、臨月になると出産に向けて子どもの頭が下に降りてくる。
臨月になるとお腹が下がっているようにみえるのはそのせいだ。
次男も例外でなかった。
子どもの頭が下に降りてくるので、お腹全体が下がる。
そのせいで子宮筋腫が下がって陰部のほうに移動する結果、陰部がボコッと膨れるのだ。
特に、食事を摂った後は胃が膨れるため、陰部がボコッと膨れることが多かった。
ボコッと膨れた陰部を元に戻す
わたしの場合、子宮筋腫のせいで陰部がボコッと膨れても機能的には問題ないみたいだった。
最初、子宮筋腫が下りて陰部がボコッとなったときは慌てた。
けれども、それ以上動じず冷静に行動できるのは「おばさん妊婦」だからこそ。
思いつくままヨガのポーズをいろいろと試してみた。
その結果、ヨガの「猫のポーズ」をすると、子宮筋腫の位置が上にあがる。
猫のポーズをすることで、ボコッとふくらんだ陰部をもとに戻せることがわかった。
以降、筋腫が下にさがって陰部がボコッとなっても、ヨガの「猫のポーズ」をして筋腫の位置を元に戻していた。
子宮筋腫の位置が元通りになれば、普段の生活を問題なく続けられた。
人間の身体って可塑性が広いなあとつくづく思った。