子宮筋腫合併妊娠
成長する子宮筋腫
次男を出産したときの妊娠は子宮筋腫合併妊娠だった。
そう、私は出産前から子宮筋腫持ちだった。
出産前の子宮筋腫は直径5cmだった。
それが妊娠中に大きくなり、出産時には直径10cmになっていた。
妊娠中は女性ホルモンが増えるせいで、特に妊娠初期~中期は子宮筋腫が大きくなりやすいそうだ。
私は高齢&巨大筋腫持ちの妊婦、つまり、ハイリスク妊婦だった。
医師からの忠告
子宮筋腫合併妊娠のため、医師からは
「高い確率で切迫早産になる」
「高齢で体重が重いので高血圧で入院するかも」
「正期産に入る前に入院することになるだろう」
「子宮筋腫が変性して激痛があるかも」
などと、ありとあらゆる危険性を医師から忠告されていた。
転院を勧められる
妊娠が確定した当初、私は地元の総合病院に通っていた。
「単なる子宮筋腫持ちだけだったら、ここ(地元の総合病院)で出産できたのに」と担当医に言われた。
けれども、私は高齢&軽度肥満&巨大子宮筋腫持ちだった。だから、
「これからどんなトラブルが出るか恐ろしくてウチでは扱えない。できればNICUがある病院に転院して欲しい。」
と総合病院の担当医から言われた。
そこまで言われてしまっては仕方ない。
私は途中でNICUがある大病院に転院したのである。
実際の妊娠経過
しかし、実際は、転院前に医師から忠告されていたことは妊娠中、何も起きなかった。
本当に何も起きなかったのである。
もちろん、病院で診察を受ける必要がない程度のマイナートラブルはあった。
でも、
子宮筋腫の変性による激痛も、
血圧上昇による妊娠高血圧症候群も、
切迫早産も、
どれも起きなかったのである。
高血圧、尿蛋白、尿糖すら、一度もなかった。
今回の妊娠中は、なぜだか分からないけれど、妊娠中、何も起きないだろう、という変な自信が私にはあったのだ。
地道な努力
順調な妊娠経過だった私は幸せ者だ。
とはいえ私はハイリスク妊婦だった。
何も工夫をせず順調な妊娠経過になったわけではない。
順調な妊娠経過になるために、私はかなり工夫をした、と自分では思っている。
ハイリスク妊婦が順調な妊娠経過を得るには工夫が必要だ。
どのような工夫をしたかについては別の記事、妊娠中に実践したこと・妊娠中に実践したこと(追記)深呼吸が大事にまとめた。
特別なことをした訳ではない。
私が工夫したことは、どれも小さいことの積み重ねだ。
それでも、工夫をすれば誰でも順調な妊娠経過になるとはいえないのが「お産」だ。
どんなに努力をしたとしても、お産では何が起こるか分からないものだから。
でも、それなりの工夫をすれば、リスクをかなり小さくできると思う。
私もがんばったが、お腹の中の次男は私よりもずっとがんばって工夫していたはずだ。
次男には今も「出産まで本当によくがんばった、お疲れ様でした」という気持ちでいっぱいだ。