妊娠中に実践したこと

今回、40代半ばでの妊娠中、出産までトラブルがなく過ごせたし、出産まで普段通りの生活を送ることができたので、本当に良かったと思っている。

今回の妊娠中、主治医から安静を命じられることは一度もなかった。

そんなわけで、今回の記事は、私が妊娠中に気をつけていたことについて取り上げる。

 

高齢出産ー理想と現実

客観的にみると、次男の妊娠中はなんだかアスリートが大会に向けて調整しているような感じだった。

私も本当は、ゆったりとしてお花畑に居るような妊婦生活を送ってみたかった

いまは妊娠しても仕事を続ける人が多いから、働く妊婦さんは程度の差はあれ、みんな大変だと思う。

もっと若い時期に妊娠していれば、こんなに気を使わなくても出産できたと思う。

それに、本当は、妊娠中は仕事も辞めてリラックスした状態で妊婦生活を送りたいのが私の本音だ。

ふたたび妊娠することは年齢的に無理だろう。

けれども、仮にもう一度妊娠できるのならば、仕事などせず、お腹の赤ちゃんと一緒にリラックスしながら妊婦生活を楽しみたい

現実は、仕事をしている以上、仕事に穴を開けるわけにはいかなかった。

今回の妊娠中は、仕事と家事をしながら平穏な生活を送ることを心がけていたので、色々なことに実践した。

私が勤めていた会社は時間的に制約が大きい職場ではなかったので、マイペースで生活できたのは非常にありがたかった。

あと、これは大切なことかもしれないけれども、妊娠中に実践したことはどれも「妊娠してから新しく始めたこと」ではなくて、「妊娠前からやっていたこと」だ。

つまり、妊娠前から継続してやっていたことを妊娠中も(妊娠初期は除いて)そのままやっていただけだ。

今回の妊娠中、トラブルが起きなかったのは、妊娠前から継続してやっていたことをそのままやったからだと思う。

 

実践したこと(その1):歩く

妊娠中、体調が悪くなければ毎日歩いていた

妊娠前から毎日歩いていたせいもあるけれど、調子が良いと妊婦でも1日8~10km歩けてしまう。

職場が歩いて行ける距離だったので毎日歩いていた。

出勤前・お昼・出勤後と、1日に何回か分けて歩くと、苦にならなかった。

もともと、私はどちらかといえばむくみやすい体質だ。

でも、毎日歩いていたおかげで、妊娠中は足のむくみはまったく起きなかった。

ドクターストップがかかっていなければ、高齢妊婦は「歩く」ことが大事だと実感した。

若ければ、多少むくみが出ても若さで乗り切れるかもしれない。

しかし、高齢妊婦である私はそうはいかない。

なお、私は今回の出産が帝王切開だったので、帝王切開の後しばらく点滴をしつつ寝たきりだったせいで、産後の入院中、足が異様にむくんでしまった。

私は今回の妊娠中、まったく足がむくまなかったので、むくんだ足を見てかなり驚いてしまい「足がむくんでいるけど大丈夫だろうか?」と看護師さんに質問してしまった。

しかし、看護婦さんには「それくらい普通ですよ(なんでそんな質問をするの?)」と返されてしまった。

看護婦さんからすれば、妊娠中に足がむくむなんて普通に起きることなのに、今さらなんで足がむくんでいるのを見て驚いているのか?と思っただろう。

 

実践したこと(その2):ヨガ

ヨガも妊娠前からやっていた。

私がやっていたヨガは、それほどハードではない、やさしいヨガだ。

妊娠中は働いていてヨガのクラスに参加する時間がなかったので、安定期に入る頃から妊婦向けのヨガの本を見ながら自宅でヨガをやった。

もちろん、妊娠中にできるヨガのポーズは限られる。

それでも、ヨガをやっていたおかげか、妊娠中、腰痛や膝痛はまったく起きなかった。

それに、嬉しいことに!出産した後、育児中も継続的な腰痛・膝痛は起きていない。

変な体勢で抱っこして一度ぎっくり腰にはなったけど。

今は育児の忙しさにかまけてヨガをやっていない。

けれども、腰痛・膝痛防止のため、気が向いたときにストレッチをやるようにはしている。

 

実践したこと(その3):水を飲む

妊娠中は塩分・糖分を取りすぎないようにした。

妊娠中、塩分・糖分の取りすぎは高血圧・糖尿病を誘発するかもしれないから。

高齢妊婦である私は特に、妊娠中の高血圧と糖尿病には注意しなければならない。

そして、代謝をよくするために、水分をきちんととるようにしていた。

甘いジュースに手が伸びがちなので、記事(妊婦が暑い夏を乗り切る「水について」)にも書いたとおり、甘いジュースの代わりに炭酸水でガマンしていた。

ヨーロッパの炭酸水は銘柄にもよるが、硬水が使われていて、カルシウムなどのミネラル分を多く含んでいることが多い。

もちろん銘柄によるけれど、カルシウムを多く含んでいるヨーロッパの水を飲むと、ミネラル(カルシウム・マグネシウムなど)不足を補うことができるので、いくつか好きな銘柄のヨーロッパの水(炭酸水を含めて)を飲むようにしていた

まあ、本音を言うと、たまに息抜きでジュースを飲むことはあった。

特に真夏は。

 

実践したこと(その4):整体

妊活目的というわけではなかったのだが、妊娠前から整体に通っていた。

そして、妊娠中も継続して整体に通っていた。

私が施術を受けていたのは野口整体である。

私は今まで2人の整体師に野口整体を施術してもらったことがある。

1人目の整体師に野口整体を施術してもらったときは、あまり効かなかったような気がした(正直な感想で申し訳ない)。

2人目の整体師は凄腕だと思う。

この方に施術を受けて体調管理していたからこそ、妊娠できる状態だったのかもしれない。

妊娠中も産後も、この方に施術してもらっている。

2人の整体師にしか野口整体の施術を受けてもらったことがないから、サンプル数が少なすぎて、野口整体は本当にどうなのか、私は実際のところ分からないけれど。

 

実践したこと(その5):鍼灸

鍼灸はたまたま通いだしたというのが本当のところだ。

鍼灸を受けている最中は、お腹の中の胎児が本当に良く動いたのだ。

鍼灸をするとリラックスできるので、妊娠中期以降は自宅でも鍼灸を自分で行っていた。

そのせいで血流が良くなって、身体が大きな赤ちゃんが生まれたのかも?と思っている。

私が通っていたのは、妊婦さんへの鍼灸に経験と実績がある、小田急線沿線にある、とある鍼灸院。

院長は、目力がある魅力的な女性だ。

私の施術担当は院長ではなかったが、施術を受けに行ってたまにお目にかかると、何人もの鍼灸師を束ねる女性経営者である院長はカリスマ性がある方だと私は感じた。

ここの鍼灸院の鍼灸師さんを含めて、助産師さんもそうだが、妊婦さんを扱うお仕事をしている方々は、直感が鋭くて独特の感性があると思う。

妊婦さん向けの鍼灸は当たり前だが、妊娠中しか受けることができない。

身も心も暖かくて独特の雰囲気があるこの鍼灸院で施術を受けていると、もう一度妊娠してまた鍼灸を受けてみたいなどと思うのだ。

残念ながら、もうチャンスはないと思うけど。