伝統的お嬢様学校

中学受験で伝統的お嬢様学校が苦戦しているという記事を見つけた。

上記記事によれば、今年の中学受験で神奈川女子御三家である「フェリス女学院・横浜雙葉・横浜共立学園」の志願者が減ったそうだ。

また、東京都内でも女子学院・雙葉という伝統的キリスト教系女子校を抑えて、洗足学園・広尾学園といった新興校が躍進しているとのこと。

わたしが学生時代に出会った、女子学院やフェリス女学院出身の同級生の伸びやかさ・爽快さ・ユニークさを思うと、こういう伝統的プロテスタント系女子校の良さは進学実績だけでは図れない。

彼女たちは、どの学校・会社に進むかという肩書よりも、自分が何をやりたいかに人生の重きを置いているように見えた。

そして、雙葉・横浜雙葉出身の同級生の華やかでかつ上品さを思うと、キリスト教系女子校で6年間ないしは12年間学ぶ経験は得難いものだと思う。

伝統的お嬢様学校出身の同級生たちに共通していたことは、母校が好きで、母校で通っていたことを肯定的に捉えている点だった。

進学実績としては表れない、その生徒固有の個性を明確化してくれて、かつ 「何のために働くのか」そして「誰のために働くのか」をじっくり考える余裕を生徒に与えてくれる

我が家には女の子がいない。

だから女子の中学受験については門外漢だ。

もし我が家に女の子がいたら伝統的お嬢様学校を受験してもらいたかったなあと思っている。